室蘭市追直漁港の岸壁に、2017年の漁を終えた大型漁船が数隻停泊しています。 各漁船の
マストに掲げられた大漁旗が、冬の陽射しの中で潮風にはためく。年末恒例、新年を 迎える準備
です。
今年も 残すところ数時間。
この一年、当ブログに訪問して頂き ありがとうございました。 『 来る2018年、良い お年を迎えください 』 (12/31、一部文面を修正しました)
先日の季節外れの暖かさと、猛烈な風を伴って通り過ぎた爆弾低気圧の後。景色が一変、牧草
地を覆い隠していた雪が消えてしまいました。
冬の碧空を背景にした芥子色の牧草地と、解け残った雪の白さとのコントラストが目に鮮やか
に映り込んできます。
『自然が主導の通行止めです!』 牧草地の中を行く農道をふさぐように雪が吹き溜る。
若い時にはこの程度なら、無茶を覚悟で走り抜けていました。さすがに今は、無謀な挑戦を避け
て、素直にシフトレバーをリバースに 後ずさりです。
道内の上空を低気圧が急速に発達しながら通過。2日前までの 季節外れの穏やかな陽気から
一転、どんでん返しのような大荒れの天候となっています。
道内各地で強風が吹き荒れる。当地でも昨日の午前11時ごろに 最大瞬間風速32.8m/s猛烈
な風が吹く。今日も、風の勢いは衰えず 電線が呻りを響かせています。
気圧配置は典型的な西高東低の冬型。今朝の気温は、氷点下5℃まで下がる。今シーズン初め
て「窓霜」が玄関前の風除室のガラスに出現しました。
先日の季節外れの暖かさで、庭の雪が解け、雪の下で越冬中の多年草などが姿を 現しました。
今朝は強く冷え込む。雪の衣をはがされた庭の草花、再び雪が積もるまで 寒風にさらされます。
ヤブコウジの株を覆っていた雪もすっかり解けてしまいました。元々は、本州方面の温暖な地域
の林床に自生していますが、思っていたより寒さに強い低木です。
ツルハナガタ(蔓花形)。原種は、ヒマラヤなど高地の過酷な環境下に自生する常緑多年草で
す。雪の下で春を待つ、寒さにとても強い植物です。この草姿からは想像できない、可憐な花を
初夏の頃に咲かせます。
下の画像は、2017.5に撮影しましたツルハナガタの花です。
斑入りヤブランも雪の下に埋もれていましたが、強靭な葉で雪をはねのけ姿を現しました。
本州方面から持ち帰り10数年が立ちました。自生地は、関東以西の温暖な地域ですが 当地
の気候にも順応、株は年々大きく生育しています。
アラビス・プロクレンス。当地では真冬になると氷点下10℃を下回る日もあります。雪の下
で常緑のままで冬を越す、アブラナ科の寒さにとても強い多年草です。
下の画像は、2017.5に撮影しましたアラビス・プロクレンスの花です。
絵鞆岬からの眺望です。
近ごろ、冬と思えないような暖かな日が続いています。毎年、今の時季は北西の方角から季節風
が吹き付けます。今日は一転、風も吹き止まり柔らかな冬の陽射しが降り注ぐ。絵鞆岬は、室蘭
八景に指定されている、市内を代表する景勝地です。
岬の沖合は良漁場。釣り船が漁場から漁場へと波しぶきを舞い上げながら疾走する。
岬の先端部に自生する木々。強い西風を受けながら成長、幹枝を風下の方向に樹形を傾ける。
下の画像は、餌を探すアカゲラです。近くに巣があるのでしょうか。度々見かけます。
本来は 陸地部の雑木林などで見かけますが、このように海岸近くで アカゲラを見る事が出来
るのは稀なことです。
一般的に岬と名が付くと、住宅地や町から離れた場所を連想します。一方、絵鞆岬の駐車場の
傍の道路を隔てた港側には、家々が軒を重ねるように建ち並ぶ。絵鞆岬の一帯は 手付かずの自然
と、人々の生活が共存する特異な場所です。
今日は、この時期にしては珍しく日中の最高気温が6℃まで上昇。12月に入り厳しい寒さが
続いていただけに、心地よい暖かさを感じる。
夕方になっても全天が晴れ渡り、西の空には横に長く尾を引くように雲がたなびく。その雲間
から太陽光が放射状に光芒を放す。
光芒は、太陽を遮る雲の形状に連れて刻々と変化します。眺めていると、ついつい時間が過ぎ
るのを忘れてしまうほどです。
今日は冬至、誰もが知る、一年で一番昼の時間が短い日。
当地での日の出は7時02分、日の入りは16時07分。朝が明けるのは、もう暫く遅くなり続
けます。一方、日暮れ時の時刻は、ゆっくりとですが遅くなってきました。
撮影の立ち位置は、日没20分ほど前の室蘭港崎守埠頭。穏やかに暮れていく西空の光景です。
降雪量は少ないが連日のように雪が降る。この場所は、初夏から秋には一面、青々と茂る牧草
が風に波打つ。近頃の積雪で見渡す限りの銀世界に一変。今シーズンは、このまま根雪になりそ
うです。
物音一つしない雪原。雪の白さと空の青さとのコントラストが限りなく爽やか。
エゾシカの足跡が、雪原にアクセントを付けるかの ように点々と線を描く。
毎年、この季節になると愛媛県松山市の知人から届く冬の香り。瀬戸内の潮風と太陽の恵み中
で育った有機農法のミカン。粒は不揃いで、少々器量には欠けますが味は絶品です。
ミカン箱の中には必ず文面が添えられています。生産者からのあいさつと、今年のミカンの生育
状況が・・・。
瀬戸内の段々畑と太陽光を照り返す穏やかな海に育まれたミカン。親指で皮をむいた瞬間、溢
れんばかりの 柑橘の香りが ほとばしります。
夜明け前に、まとまった雪が降る。街路樹の ナナカマドの赤い実の上にも雪が積もりました。
陽射しを待っての撮影。数時間前には、ナナカマドの枝や実の上にもっと多く雪が積もっていま
した。空を覆っていた雪雲が去り、太陽が顔を出したのは正午ごろ。雪が枝の上から解け落ちる
寸前でのカメラへの撮り込みでした。
空の蒼さを背景に、ナナカマドの赤い実と雪。毎年、この時期になると待ち構えている被写体
です。
通常降る雪はサラサラとした乾燥した雪。今朝は気温が高め、湿り気を含む雪・無風などの条件
が揃い枝や実に雪が積もりました。今シーズンは、早々にチャンスにめぐり合えました。
12月入ってから雪が降る日が例年に比べて多い。、連日、夜半から降り出し 朝にはほぼ降り
止みます。さらに、日中は連なり流れる雪雲の 切れ間から冬の陽射しが・・・。長年、北海道で
生活していますが、稀に見る天候が続いています。
市街地を離れた郊外。道内の各地に比べて積雪は僅かですが、早くも根雪の季節の到来です。
※ご参考まで(気象庁発表)道内の最高積雪量は日本海側留萌地方で167cm。室蘭市は、11cmとな
っています。
今朝の天気は昨日とは一変、穏やかな冬晴れ。陽気に誘われて、エゾリスが生息する森の中を
ウォーキングを兼ねて散策。
森の中には、梢の高さはが20mを越えるヤチダモの大木が自生する。太い幹や枝の樹洞は、
エゾリスたちの絶好の住み家です。
ヤチダモの枝の上に、ちょこんと シルエットで見えるのはエゾリスです。
エゾリスは冬眠をしません。この季節になると、茶色の夏毛から茶灰色の冬毛に衣替え。耳の
房毛も長く伸ばし、冬仕度・防寒モードを整えたエゾリスです。
好物はオニグルミ。器用に両手で持ち、固い殻を噛み砕きなから実を食べます。カリッカリッ
と殻を噛み砕く乾いた音が、森の中に響き渡ります。
森の中には、水草が自生する小川のが流れる。小川の水は近くから湧き出る地下水、冬でも凍
る事がない エゾリスたちの水飲み場です。
「ズミ」と「ムラサキシキブ」の実です。
このところの、冷たい風を受けてドライフルーツのように・・・。間もなくしますと、野鳥たち
の絶好の食料となります。
この時期にしては稀な、真冬並みの厳しい寒さが続く。タイトルに付けた『厳寒』、本来は、
年を越した1月下旬頃の気象。カメラアングルは、室蘭港崎守埠頭からの海と空との光景です。
※気象庁は11日、「ラニーニャ現象」が発生しているとみられると発表。影響として、冬の気温が平年より
低くなる傾向があるとのことです。
カメラを東から→南→西の方角に向ける。大気がビーンと張り詰めた冬の空が広がる。
埠頭の資材置き場の鋼鉄製の囲いに張られたポスター。海洋生物のデフォルメ描きが周辺の殺
風景な雰囲気を和ませる。
(このユニークなポスターを制作した人・この囲いにポスター張った人に拍手です)