グリーンフォレスト (歳時日記)

春夏秋冬 近隣の自然が織りなす風景と
庭で育てる草花の今を発信しています。
 

アオバトが飛来する海岸・・・

2024年06月30日 | 室蘭・野鳥&水鳥


市の郊外、臨海道路沿いの海岸にアオバトの群れが飛び交う季節が到来。
臨海道路を挟む 小高い丘に広がる、ミズナラの森が アオバトの営巣地。
文献では、道内の営巣地は僅か数か所とのこと。アオバトは待ちに待っ
ていたカメラの被写体です。





   
アオバトは、海水を飲むことでミネラルを補給。毎朝ほぼ決まっ時間に、
天敵のハヤブサを警戒し、幾度も岩場の上空を猛スピードで旋回。

危険がないことを察知すると、海水を飲みに岩場に降り立ちます。




付近一帯の海底には海藻が豊富、海水の透明度が高くミネラルもイッパイ



雌雄ともに全身が黄緑色で、オスの翼はオリーブグリーンに紅色が加わる。
さらに、くちばしは水色で 腹部から足の付け根は白。特別派手ではないが、
彩が鮮やかな野鳥です。



アオバトの本来の生息地は 本州方面。6月中旬ごろになると涼しい道内に
飛来。秋を迎える頃になると、再び温暖な地方を目指し 列島を南へと移動
して行きます。

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6月の庭に咲く・・・

2024年06月28日 | 庭植え(多年草&一年草&樹木)


6月の我が家の庭は、一年の内で最も花数が多い季節です。
キリンソウ(麒麟草)が、小さな星形の花を密に集めて咲かせ始めました。
レモンイエローの花と淡い緑色の葉との取り合わせが、目に清々しく映り
ます。



フェンスに這わせ 仕立てる スイカズラ(吸い葛)。先日から周囲にここち良い
芳香を漂わせながら、純白の花を咲かせています。


開花から日数が経つ連れて、花の色は純白から黄色へと徐々に変化させます。
そのことから、金銀花(きんぎんか)と 優雅な別名を持つ半蔓性の植物です。



ラミウム・ピンクパール。
咲き始めたのは5月の中旬、秋が深まる頃まで 花を咲かせ続けます。
多年草の特性に加え、こぼれ種でも挿し茎でも苗を増やせる手の掛
からない庭花です。



ハイコウリンタンポポ(這い紅輪蒲公英)。一年前に知人からの頂き物、当初は草名は
全く分かりませんでしたが、スマホのアプリを駆使し一年がかりで判明。


似た花にキバナコウリンタンポポが存在しますが、花弁の裏側の薄紅色の縦線模様と
20センチと低い背丈が決めて。葉の形は 異なりますが、タンポポにそっくりな花を
咲かせています。



ミヤギノハギ(宮城野萩)、夏に花を咲かせることから別名では「夏萩」と呼ばれる。
ヤマハギに似ていますが、花の色が鮮やな花を咲かせます。



ヒデンス・ゴールデンフレンズ。花名の通り 太陽光を受けると黄金色に、
株は、特段手を加えなくてもコンパクトにまとまる。キク科の多年草です。



ジャーマンカモミール。一年草のハーブですが、毎年こぼれ種が芽ばえ
可憐な花をさかせます。わが家ではハーブとしては利用していませんが、
庭花として育て続けています。

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小さな入江の断崖で花を咲かせるアサツキ・・・

2024年06月24日 | 室蘭の景色


中心市街地からほど近い場所に小さな入江がある。海面を挟み20mほど
離れる断崖の岩場では、数種類の野花が自生し季節ごとに花を咲かせます。



今の時期はアサツキの花の時期。とてつもなく厳しい生育環境ですが、アサツキに
とっては、日当たりが良く水はけの良い土壌 のこの場所は最適。長く伸ばした茎の
先に花を付け 潮風になびかせる。



この一帯の海底には、コンブやワカメがビッシリと生い茂る。ちょうど干潮の時間帯、
コンブが海面に現れる。




この小さな入江の海面は、太陽光の射し方により エメラルドグリーンに・・・。

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初夏の夜空に 緑色に輝く白鳥大橋・・・

2024年06月23日 | coffee break;(etc )


白鳥大橋は通年、日没時間にあわせ スワンホワイト色のライトアップが行わ
れています。
今日は  海面からの高さが140mの2基の主塔が緑色に変身、夜空に浮かび
上がりました。

今、開催されている、市内で24時間以内に撮影した写真の出来栄えを競い
合う。「撮りフェスin室蘭」の開催に合わせての デモンストレションの一環
です。


白鳥大橋の全長は1,380m。大橋の両側に張られている、長さ1,620mの
メインケーブルには、二百数十個のイルミネーションライトが取り付けられて
います。

さらに、2基の主塔は基礎部に設置されている88基の投光器で照らされる。
消費電力は、橋の傍にある風力発電で発生させた クリーン電力が使われてい
ます。


白鳥大橋は、コの字型の地形をした室蘭港に架かる 東日本最大の吊り橋です。
橋の名の由来は、周辺一帯には 白鳥の飛来地が点在し、別名で 白鳥湾と呼ば
れていた事からのようです。

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ハマヒルガオの花が咲く浜辺・・・

2024年06月20日 | 室蘭の景色


イタンキ浜は、市内はもとより道内屈指の風光明媚な砂浜海岸です。
想像し難いでしょうが、浜の後方の海岸段丘の裏側には、室蘭港や
市街地が広がっています。イタンキ浜は、大自然と人々の日常生活
とが隣り合わさる貴重な場所です。



今 浜辺では、ハマヒルガオが花の季節を迎えています。
その他、浜辺には ハマハタザオ・ハマナス・マツヨイグサ・エゾカンゾウ

・ハマエンドウ・ハマニガナなどの海浜植物が自生しています。


ハマヒルガオの花が咲く、西の浜と東の浜の光景です。



浜の前面には、太平洋の大海原が果てしなく広がる



ハマエンドウが濃紫色の花を咲かせ続けています。例年に比べて花数が多め、
ハマエンドウの花が咲き終わると、イタンキ浜は 夏へと季節が移り始めます。


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雨上がりの庭に咲く・・・

2024年06月18日 | 庭植え(多年草&一年草&樹木)


昨日の午後から降り始めた雨、今朝早くには降り止む。庭の草木が朝日を受けて
瑞々しく目に映る。
当地にもサツキの季節が到来、庭で 一番初めに花を咲かせるのは、この八重咲き
のサツキです。



ヒダカミセバヤ、白緑の葉の上に雨の雫をのせる。真夏の頃になると、細い茎先に
紅色の小さな星形の花を咲かせます。ヒダカミセバヤは、道内の太平洋側の海岸の
岩場に自生するベンケイソウ科の多肉植物です。



アネモネ・バージニアナ、和名では「春咲きシュウメイギク」。菊と花名が付きますが、
菊とは全く異なる
キンポウゲ科の宿根草です。



セダム ドラゴンズブラッド。赤銅色の葉色が特徴で茎は半立性、茎を摘み取り
庭土に伏せておけば発根、株を増やすことは容易。手がかからない 生育旺盛な
セダムです。
   



クレマチス・ドクタールッペル。淡い桃色で8枚の萼片の中央には赤桃色の筋が入る。
今年は例年に比べて花の数が多い。花は大輪咲き、雄しべと雌しべとの 絶妙な取り合
わせが美しいクレマチスです。

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今が旬‼ エゾバフンウニの季節です・・・

2024年06月16日 | coffee break;(etc )


当地での「エゾバフンウニ  たも漁」は、初夏から夏にかけてが盛漁期。
市内の外海側には、浅瀬の岩礁帯が点在する。海底にはウニの餌となる、
コンブや多くの海草が生い茂る全道有数のエゾバフンウニの良漁場です。


漁は、磯船に一人で乗り操船。箱メガネで海底を覗き、長い柄の先端に取り付けた
「たも」でウニをすくい上げる。ウニ漁は、熟練度と体力を必要とする漁です。



大漁 ‼ 
海中からすくい上げる「たも」の中には20個ほどの大粒なエゾバフンウニ。
資源の枯渇を防ぐ事から、漁の期間をはじめ 採集時間や量などの厳しい規制
のもとで行われています。


漁は、これから8月ごろまで続く「初夏から夏にかけての風物詩」です。

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牧草の一番刈りの季節です・・・

2024年06月14日 | 室蘭の景色



好天の元、室蘭岳の裾野に点在する広大な牧草地で、今シーズン初めての牧草の
刈取り作業が一斉に始まりました。





牧草の生育は順調 大型の刈り取り重機が唸りを上げて、牧草地内を縦横無尽に
動き廻り牧草を刈り取ります。


牧草の収穫は、今の時期から~10月中旬ごろのまで3回ほど行われます。
作業は数種類の移動式重機を駆使、どの牧草地でも3人ほどの小人数で行
われます。
刈り取りに始まり・天日干し・乾燥した牧草をロールに成形、ビニールで
梱包と作業を手際よく進める。さらに、どの作業工程も 晴天が勝負です。



牧草地沿いに自生する、ギンドロ(銀泥)の木。またの名は葉の裏が白い事から
ウラジロ、さらに 正式な樹名はウラジロハコヤナギ。
6月の風になびく、深緑で裏側が白色の葉が清々しく目に映り込みます。

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いつもの散歩道沿いで・・・・

2024年06月12日 | coffee break;(etc )


今朝は、数日ぶりに初夏の清々しい空が広がりました。散歩がてら家から至近距離の
公園周辺を散策。

公園内の草地一面に、ブタナがタンポポもどきの別名を持つほど、タンポポに
そっくりな花を咲かせています。


ブタナと競うように、コウリンタンポポ(紅輪蒲公英)も花を咲かせる。
明治時代に観賞用として国外から導入された帰化植物。赤オレンジの花
色が少々鮮やかすぎ、さらに 旺盛な繁殖力から庭から飛び出し、今では
野に咲く花です。





フランスギクも花の時期を迎えています。
日当たりの良い土手や草地で群がり花を咲かせています。原産地はヨーロッパ、
江戸時代の末期に観賞用として渡来した植物です。



公園内に植栽されている、サクランボの実も艶やかに色づき始める。



周辺に、モズのさえずりが響き渡る。
メスの羽の色は少々地味。オスは、目の周辺の黒い隈取がアクセント。



ニセアカシアの花の季節が訪れる。梢高く~地上まぢかな しなやかな枝先に
花をたわわに付け、風になびかせ花を咲かせています。
このニセアカシアが本家本元のアカシアと
入れ替わり、一般的に アカシアと
呼ばれている花木です。

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初夏のイタンキ浜・・・

2024年06月08日 | 室蘭の景色


イタンキ漁港は、イタンキ浜の東はじに位置する太平洋に面した風光明媚な漁港です。
スケトウダラや、宗八カレイ・ミズダコ・ウニ・昆布などの水揚げされる魚種は豊富。

さらに、漁港と市街地は至近距離。イタンキ漁港は、室蘭市内は元より 近隣の市町村
への海産物の供給基地です。



イタンキ浜は、景観や鳴り砂などから 日本の渚100選に指定されている。
また、海岸段丘の裏側には中心市街地や室蘭港が・・・。手つかずの自然
と人々の日常生活が 隣あわせの砂浜海岸です。



イタンキ浜の初夏を飾るハマナスの花が咲き始める。付近一帯に 清々しい芳香を
漂わせています。







浜の前面は太平洋の大海原、遙か彼方に 水平線が弧を描くように広がります。



浜の傍の草むらで飛び交うノビタキのさえずりが 周辺に響き渡る。



浜の後方には 太古の海底火山活動の痕跡、凝灰岩の灰白色の崖がそそり立つ。



先日、咲き始めたハマエンドウの花を投稿。今、ハマエンドウが満開に花を咲かせて
います。



浜では、ハマニガナやエゾカンゾウも花を咲かせる。



干潮の時間帯、潮が引き始めた浜と陸地の境に霧が漂う。薄らと残る海水に、
西側の浜の幻想的な景観が映り込む。

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