地球岬は道内を代表する景勝地。八角形の白亜の灯台は海抜131m、さらに、
展望台は海面から147mの高さ。
穏やかな春の海です。眼下にエメラルドグリーンの海面と、限りなく遥か遠く、太平洋
の大海原が広がる。視界を遮るものがなく水平線が湾曲して見える事が、地名の由来
です。
散策路からの眺望です。海面から、ほぼ垂直にそそり立つ馬の背は海面からの
高さ156m。
左側の茶色の断崖と交差する位置に、微かに見えるのが海抜147mの高さに有る
地球岬展望台です。付近一帯には、このような100mほどの海食断崖絶壁が14Km
ほどに渡り連なります。
散策路の道脇に咲く、キクザキイチゲです。冷たい海風の影響を受けてか、やや
開花は遅れ気味です。あと、一週間ほどすると散策路の両脇には、キクザキイチゲが
、一斉に咲き誇ります。
青花キクザキイチゲ。春に咲く山野草の中で、特に清々さを感じる。白花キクザキ
イチゲより、一足早く開花を迎える。北側に面した崖で小群落を創り花を咲かせてい
ます。
初めて見る、どう見ても八重咲き。人の手が全く加わっていな、自然そのままの
森の中に咲く、八重のキクザキイチゲです。
ほんのりと、花びらと蕾を薄桃色に染める。葉の形は紛れもなくキクザキイチゲ。
ただ、花弁の形が異なる、同じような形の花は、ニリンソウの変種、緑色の花に似て
いるが、ニリンソウの開花時期はもうしばらくしてから。花名は不詳です。
コジマ エンレンソウ。赤桃色の花と緑色の葉の対比が一際鮮やかな山野草です。
オオバキスミレ(大葉黄菫)。他の菫と異なり葉が、大きな事が花名の由来です。
キジムシロ。太陽光を跳ね返すように、黄色い花弁が光沢を放す。草丈は低く地
を這うように生育する。一見、雑草のように思えるが目を凝らして見ると個性的な可憐
な花です。
キバナノアマナ(黄花甘菜)。前回も掲載した山野草ですが、この場所の環境が
適しているのか、他の場所に比べ群を成して自生しています。
散策路の終点は、チャラツナイ展望台。眼下には、大小いくつもの奇岩が点在
する一風変わった、神秘的な海の景観が広がります。