朝から一日いっぱい秋の空が広がりました。西寄りの風がやや強いが、久し振りに清々しい夕空
が出現。カメラアングルは、室蘭港崎守埠頭から眺める西空の光景です。 夕日が西の空を茜色に染める。大自然が繰り返す悠久の営みに、何時も見る目に静かな感動を受
ける。 今日、当地の日の入り時間は16:33分。2か月ほど後の冬至に向けて、日一日と日没時間が
早まっています。
この時期になると、低気圧が道内の上空を次から次へと強い風を伴い通過していきます。昨日まで吹き荒
れていた風はやみ、今日は朝から穏やかな日差しがあふれる。 当地では紅葉のシーズンも終盤まじかです。
陽気に誘われて、近くの雑木林の中を散策してみました。
晩秋のやわらかな日差しが差し込む雑木林の中。ヤマモミジが葉を色さまざまに色づかせる、紅葉の真っ
ただ中です。
近頃の朝の気温は一けた台の5~6℃、日中の最高気温は13前後と晩秋の季節が訪れてきました。周辺
の景色がすっかり様変わり。寒さに強い牧草の緑を残し、すべての景色が秋色に変わりました。
天気が冬型の気圧配置に豹変しました。
昨夜の未明から猛烈な風が吹きすさむ。10月も後半、北西からの季節風が吹き付けるシーズンが
到来しました。強烈な風に運ばれ 噴火湾の大海原から大波が打ち寄せてきます。カメラアングルは、
室蘭港の北防波堤の基部からの光景です。
室蘭市の郊外から、隣町の伊達市方面の眺望です。遠くに、山頂に薄っすらと雪を抱く有珠山を
望む。2000年には、噴煙が上空3000mまで立ち昇る大噴火を起こす。現在は小康状態です
が、30年ほどの周期で噴火を繰り返している活火山です。
帰路、立ち寄った丘の上に広がる牧草地。この場所でも、北西からの冷たい風が強烈に吹き抜け
る。右側に映るのはミズナラの木の枝葉。強い風を受けて、千切れるように葉をなびかせています。
初雪が降りました。道内の上空には、今季一番の寒気が流れ込込む。日中の最高気温は7℃止ま
り。さらに、正午過ぎには急激に気温が1℃まで下がり、湿り気を帯びた雪が降り出す。一時的な
降雪でしたが庭の草木の上にも薄っすらと雪が積もりました。
※ 画像に映り込む植物は、紅葉したヒダカミセバヤと赤い実を付けたベニシタンです。
入江運動公園内は港に隣接する。広大な公園内には、ナナカマドやハルニレなど多く樹木が植栽
されています。このところの冷え込みで、一斉に木々の葉が色づき始めました。
公園の後方に映るのは、市街地から眺める山肌を紅葉させた測量山です。外海側から眺める海面
からそそり立つ荒々しい山容とは全く異なる姿を見せます。
外海から眺める測量山です。海面から頂きまでの高さは199m、荒らしい海食崖を配した景観を
見せる。このように、測量山は表と裏では全く異なった姿をしています。
ニシキギが、造花と見間違うほど葉を紅色に色づかせています。樹名の由来の通り、錦に
見立てた美しい紅葉です。 公園内の一角に、測量の碑が据え付けられている。北緯42度・東経141度、室蘭市の地球上
の位置を記した標石です。 エゾヤマザクラ(蝦夷山桜)の紅葉です。薄紅色の葉と幹の色とのコントラストが際立つ樹木です。下の画
像は、葉を赤く色付かせたクロフネツツジ(黒船躑躅)の紅葉です。
公園のわきを走る港に続く道路沿い。街路樹のナナカマドが葉を真っ赤に紅葉させています。市内の街
路樹のほとんどがナナカマドです。また、ナナカマドは室蘭市の木に指定されている樹木です。
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気が付いてみれば、失礼ながら個別でのお礼をさしあげていません。勝手ながら これから
の励みにさせて頂きます、ありがとうございます。 測量山の周辺一帯には緑地帯が広がっています。森をかき分けるように幾筋もの散策路が走る。
この時期、周辺の森は紅葉のシーズンを迎えました。
女測量山は標高165mほど。測量山のすぐそばの海側に位置する。一帯は野鳥たちの聖域です。
今日はウォーキングをかねて、女測量山付近一帯とマスイチまでの散策路を歩く。
エゾヤマザクラ(蝦夷山桜)の紅葉です。初夏に咲く薄紅色の花も美しいが、秋の陽にかざされ
葉の色にも目を見張ります。下の画像はカエデとヤマモミジの黄色(紅葉)です。
かまつか(鎌柄)が散策路沿いで、薄オレンジ色に葉を紅葉させ、つややかな赤い実を実らせています。
カケスが枯れ枝に止まりポーズをとってくれました。
独特のさえずりからは想像できない、羽の色が美しい野鳥です。特に、翼の基部の黒・青・白のだんだら模様
に目が惹きつけられます。
女測量山からマスイチに続く散策路。両側に鬱蒼とした樹木が生い茂るアップダウンの道を行く。右側の
崖のすぐ外側には、海面から100m前後の切り立つ断崖が迫っています。 散策路から眺めるマスイチの景観です。
本来の展望台は画像の右上。断崖と奇岩が織りなす景観から室蘭八景や「ピリノカ」として国の名勝に指定さ
れています。さらに、この一帯の断崖は、全国的に名を馳せる猛禽類のハヤブサの営巣地です。 散策路からわずかに逸れる。カメラの立ち位置は、海面から切り立つ110メートルほどの断崖の上からマス
イチの眺望です。夏の間は木々の葉が茂り、視界を遮っていた葉が散り視界が開ける。マスイチの地名は、眼
下に見える小さな砂浜に由来しています。 海面からの高さ100mの位置にある展望台からの眺望です。
目の前には、噴火湾の海原が秋の陽射しを受けてまぶしく輝く。はるか遠方には、対岸の渡島半島の山並み
が薄墨で描いたように長く連なり見えます。
※ 文中の地点の標高は、地理院の地図閲覧サービスより引用しています。
今日、当地の日の出時間は5:50分。夜が明けてから一時間半ほどが経過。朝日が空と海を暁色に染め
ました。今の季節にしては、暖かく穏やか。カメ ラアングルは、室蘭港崎守埠頭からの朝の光景です。
秋が深まるにつれて、港内にはサバや小魚のチカが外海から港内に回遊してきます。釣り人の朝は、場所
取りもかねて早い。すでに、この時間帯になると埠頭の岸壁には釣り人の車が数十台並んでいます。
海岸線を後に山間部に車を走らせ、わずか3kmほど離れた場所。朝霧が一面に立ち込め、見慣れた風景
を幻想的に変貌させました。
道路沿いで咲くコスモス。当地では、すでに花の時期は過ぎました。なぜか、この場所では、今が最盛期
とばかりに花を咲かせています。
小高い丘からの眺望です。一帯には、広大な牧草地が広がる。手前には、今シーズン最終の刈り込みを
待つ牧草が青々と茂っています。
今日の朝は冷え込みました。室蘭岳の山頂に、薄っすらと雪が積もる。例年より14日ほど早い初冠雪です。
室蘭岳は市街地の後方にそそり立つ。春夏秋冬を通して、標高911mの頂を目指す登山者が絶えない山で
す。さらに、標高420m付近には、広大な「室蘭岳山麓総合公園が設置されています。
国土地理院の地図では、鷲別岳と表記されていますが、一般的には室蘭岳の名で市民に親しまれている
山です。
室蘭岳・白鳥 ヒュッテは、西尾根コースと夏道コースの分岐点。今日の撮影ポイントは、沢を横切り急勾配
の登山道を行く西尾根コースを目指します。(毎年、紅葉の時期と新緑の頃に必ず訪れる場所です)
ヒュッテに立ち寄ると必ずのどを潤す。とても、のどこしのよい爽やかな湧き水です。
西尾根コースは、 ヒュッテを後に樹林帯の中を歩く。しばらく行くと、高低差20メートルほどの急こう配の岩
石や古木の根が露出した道を沢に向かって下る。
登山道を横切る沢は、室蘭岳から湧き出す伏流水。流れ下る中流域では本市の水道水の一部として取水
されています。夏でも冷たく美味しい水道水は、この沢水のおかげです。
西尾根コースの標高500mから600m付近の登山道沿い。このところの冷え込みで、紅葉が一挙に最盛期
を迎えています。
今年は例年に比べて紅葉が早い。秋の陽射しに照らされたヤマモミジやカエデが葉を色様々に色付かせて
います。 厳しい環境の中で風雪に耐え抜いてきた幹枝と、色さまざまに色づく紅葉とのコントラストが際立ちます。
今年は、気候条件が最適だったのでしょうか。例年に比べて紅葉がひときわ鮮やかです。
この紅葉を堪能できるのは登山者に限定。危険のリスクがなければ、多くの市民の方にもと・・・。一帯は、
自然のままの紅葉の穴場です。
朝から空を覆い隠していた雲。夕刻になると一転、全天が晴れ渡る。この時期にしては稀、南西から風に
運ばれくる雲が、次から次へと空を横切るように流れる。
秋が深まり、日の入り時間が早まってきました。今日、当地の日没時間は17:00分。室蘭港崎守埠頭から
眺める西空の光景です。
夕日と真逆、東の空に浮かぶ雲がピンク色に染まりました。「東の空の夕焼」との遭遇は年に数回、意外な
状況だけに目にした時には感動を受けます。
数日ぶり、朝からすがすがし秋の空が広がりました。測量山は標高199mほど、絵鞆半島の最高地点です。
中心市街地から、曲がりくねる急登坂の測量山観光道路を車で5分ほど走ると山頂の直下にたどり着く。
山頂の展望台に立つと、眼下には室蘭港や市街地、港の入口に架かる白鳥大橋などの景観が広がります。
さらに、視線を遠くに向けると噴火湾を取り囲む山々など、360°の大パノラマが展開します。
測量山の駐車場わきの草むらで。エゾノコンギク(蝦夷野紺菊)の花と、クサギ(臭木)の瑠璃色の実と紅色
の萼が、秋の日差しを受け鮮やかに目に映り込む。 ここにも、ヤマブドウが!・・・。今年は、生り年なのでしょうか、方々で目に止まります。
2日前に、吹き荒れた暴風で舞い散った木の葉が、測量山観光道路の道幅の半分を覆い隠す。
トッカリショは、室蘭八景の一つです。海面からそそり立つ灰褐色の海食崖と、崖の上を縁取るように広が
る草原とのコントラストが目を見張ります。奇岩が織りなす景色は、遠方に見えるイタンキ浜へと続いています。 コハマギク(小浜菊)は、海岸に近い場所に生育する多年草です。小群落をつくりながら、純白な花を咲か
せています。主な自生地は、潮風が吹き付ける海岸の岩場など。土壌や気象条件の厳しい場所を好むたくま
しい野菊です。
エゾノキリンソウ(蝦夷の麒麟草)が、種を弾かせた枯れ穂を付け葉を紅葉させています。
道路沿いで、ガマズミが葉の一部を色付かせ鮮やかな赤い実をたわわに実らせています。これから季節が
進み、初冬が訪れる頃には実が熟します。果実酒の愛好家の間で重宝がられている木の実です。
昨日は、台風23号くずれの温帯低気圧が道内各地で猛威を振るう。当地でも一日中、雨まじりの猛烈な
風が吹き荒れました。今日は、低気圧の影響で寒気が流れ込み日中の気温は15℃止まり。さらに吹き返し
の西風が時折、強烈に吹き付ける一日でした。
荒天で、ブログの取材は足止め状態。そこで、時間を3日ほど巻き戻し6日に撮影しました「夕日」の記事
を投稿します。 「エンルムマリーナ室蘭」近傍からの夕日の光景です。撮影当日の日の入りは17:05分。日没の時間が
一挙に早まってきました。
道の駅「みたら室蘭」に隣接する絵鞆臨海公園一帯が、夕日の残照で茜色に染まりました。