毎年この時期になると、決まって納戸に収納していた絵道具を引き出
す。夏場など屋外での行動が多い時には、忘れ去ったように納戸の片隅に。
まずは、固まって手では開かない絵具のキャップをプライヤーで挟みこじ開
けることから開始です。
油彩は20代の初頭からの趣味。経歴は長いが未だに、家の中で飾り見る
程度の技量です。ただ、今も手元に残っているのは10号から4号サイズの3
作品だけ。この絵道具を目にするのも3月一杯、過ぎると再び納戸の片隅に
収納です。 ※3月2日頃から記事再投稿予定です。
先週の春先を予感させるような陽気から一変、今週は日中の外気温が氷点下の寒い
日が続く。この天候は当分続くだろうが日毎に増す陽射しの強さから、微かに季節の移ろい
を感じる。
カメラアングルは、再び真冬のような佇まいに戻った、室蘭追直漁港と漁港の入口の灯台
です。
漁港の後方は絵鞆半島の一角。標高199,6メートルの測量山が海面からそそり立
つ。半島の外海(太平洋)側には、このような断崖絶壁が連なります。
一方、絵鞆半島の内側は、この画像から想像しがたいでしょうが室蘭港を取り囲むように
市街地が広がっています。
オモト(万年青)、濃緑色の葉が艶やかな光沢を放す。さらに、葉を縁どるように細く
白色の覆輪がアクセントを付ける。また、やや捻じれながら伸びる葉からは 逞しい生命力
さえ感じる。オモトは派手さはないが、何か心惹かれる植物です。
ポトスは、先日投稿しましたオリズルランと両翼を担う、ポピュラーな観葉植物。この
場で説明するのを憚りますが栽培はいたって容易。少々の水枯れでは株を枯らす事も無く、
日陰でも丈夫に育つ。さらに、茎を切取り水に差せば発根率は、ほぼ100%。苗を作る事
も容易。ポトスは室内で育つ全ての条件を満たした観葉植物です。
ストレプトカーパス・・・は、舌がもつれそうな花名です。今の季節は花を咲かせません
が、初夏から秋の初め頃に小さな独創的な花を咲かせます。また、表面に細かな毛が密生
する葉を陽射しに翳すと、葉色の濃淡を美しく浮き立たせる植物です。
早くも2月も下旬。これから当地の季節は、ゆっくりゆっくりと寒暖を繰り返しなながら
早春に移っていきます。
室蘭岳の山麓、標高200m付近。北西の方角から寒風が息を付くように強烈に吹き抜
ける。風が雪煙を舞い上げ、レンズを手で覆いながらの撮影。毎年この時期になると足を
運ぶ場所です。
山麓一帯には、広大な牧草地が広がる。カメラアングルは牧草地の一角、雪のない
季節は、何の変哲もない場所です。雪が積もると表情を一変、雪景色と言うより雪化粧。
さらに、冬の陽光が雪面に、光と影のコントラストで華を添える。このような純白な雪を観
れるチャンスは、今シーズンあと数回です。
先日までの春先を予感させる陽気から一転、日中の最高気温は氷点下の真冬日に逆
戻りです。
室内では、セイヨウカキドウシが旺盛に新芽を伸ばし始めています。正規の名はグレコマ、
全国の道端などに生育する野草のカキドウシの仲間。本来は当地の冬の寒さを もろともせ
ず、露地で越すことの出来る寒さに強い植物です。親株は庭に30cmほど積もる雪の下で
越冬中です。この株は、昨年の秋に掘り上げ室内で育てている鉢植えです。
小さな葉には、白い斑が不規則に入ります。育てる環境により下の画像のように斑が色付
きます。匍匐性があり、初夏から秋までの生育期には茎を垂れ下げるように長く伸ばします。
ハンギング仕立てにも最適な耐寒性常緑多年草です。
オリズルランは、ポトスと肩を並べる観葉植物の定番。関東方面で露地で逞しく生育し
ているオリズルランを見たことがあるが、当地では一年を通し室内で栽培。春から秋にかけ
て、旺盛に伸ばしたランナーの先端に子株を付ける。切り採った子株は水差しで容易に発
根します。
先日、一番咲きの記事を投稿しましたシンビジュームです。このところ室温が高かった
事が影響したのか、予想より一週間ほど早く満開を迎えています。
室蘭岳山麓総合公園の一角に、市営のだんパラスキー場がある。市街地から僅か
10kmほどの近い場所。市民が気軽にスキー・スノーボード、子供たちはソリ遊びが楽し
めるスキー場です。
今、室蘭岳山麓総合公園(愛称だんパラ)では、冬を盛り上げるために「雪像ゆきまつ
り」が開催されている。今年は20基の雪像が、ゆきまつりに華を添えています。
さらに、イベントの一環としてSNOW BARが設営されている。構造物は全て氷だが、内部
は意外にも寒さを感じない。半透明の氷ブロックの窓から射す日差しが間接照明のように照
らす幻想的な空間です。
下段の3枚の画像は左側からドリンクメニュー・氷のロウソクシェード。さらに、右端は
氷りブロックのシビ模様です。この場所は標高400m台、平地に比べて紫外線が多く紫外
線が氷の結晶を破壊、このような造形的なシビ模様を造り出しています。
2日前、まとまった雪が降る。解け始めていた雪を覆い隠すように再び雪が積もる。早く2月も
中旬、まとまって降る雪も あと2回ほど。このところ太陽の高度も、陽射しも、一日の長さも日毎に
増して来た。
積もった雪が陽射しを眩しく照りかえす。あわせ、冬枯れの樹木が雪原に映す影のコントラストが
鮮やかさを強める。冬も終盤まじか、微かに近づく春の息吹きを予感させてくれる陽気です。
牧草地を沿うように走る農道。今日は、雪が解けて路肩の枯れ草が見えますが、右端の赤白
模様のポールは、積雪時に路肩の位置を示す道路標識です。
この牧草地は標高70m程と小高く周囲を見渡せる。遠くに見える山塊は、標高911メートル
の室蘭岳。中腹にはスキー場やキャンプ場、多目的運動公園などの設備が整っています。春夏秋
冬を通して市民に馴染みの深い山です。
nhk室蘭放送局の前に大きなモニュメント「FURAI」(風来る)が設置されています。当市出身
の”鉄のゲーイジッ家”篠原勝之(通称:クマさん)の制作。モニュメントの中央の可動リングは斬新
な色彩。3個のリングは、風に吹かれると不規則で立体的な回転を見せてくれます。
ギャラリーに展示されています。往年の活躍を彷彿とさせるTVカメラやテープレコーダーの
名機です。
NHKが本格的なTV放送を開始したのは1953年、ほぼ時期を同じくして民放でも放送を開始。
国民の誰もが熱狂的に小さなブラウン管に目をくぎ付けにした時代。当時、TVは高価で一般家庭
では高嶺の華。
我が家にTVがやって来たのは放送開始から5年後、小生が13歳の時。今では考えられないが、
TVの付属品としてブラウン管を覆うカーテン付き。展示されている機材を眺めていると当時の状況
が鮮明に目に浮かびます。
nhk室蘭放送局の3階テラスから眺める、昨日降った雪が残る室蘭市の中心地。後方で街
を取り囲む小高い丘は、当ブログに度々登場します絵鞆半島です。
この画像からは想像しがたいでしょうが、半島の外側には太平洋の大海原と断崖絶壁の景勝地
が連なっています。絵鞆半島の投稿画像からは人里離れた場所に見えているでしょうが、このよう
に街と手付かずの自然が隣接している場所です。一方、視線を右遠方に向けると港や白鳥大橋方
面の眺望が開けます。
ほぼ同じアングルの屋上の定点カメラからは、時折、全国版の天気予報などのスポット画像として
放映される風景です。
連日、吹き付けていた風がピタッと止まり、冬晴れの空が広がる。季節の移り際、この時期
にしては稀な陽気。
鏡のように静まり返る海面に、空と港を取り囲む風景が映し出る。カメラアングルは、エンルム
マリーナ室蘭の近傍から室蘭港の光景です。
待ちに待っていたシンビジュームが可憐な花を咲かせ始めました。昨年に比べて一週間程
遅い開花です。今年、蕾を付けた花茎は3本。これから、全ての蕾が花を咲かせるのは1ヶ月程。
暫らくの間、シンビジュームの花が目を楽しませてくれます。