グリーンフォレスト (歳時日記)

春夏秋冬 近隣の自然が織りなす風景と
庭で育てる草花の今を発信しています。
 

秋深まる・・・

2024年10月29日 | 室蘭の景色


今朝は、この秋一番の冷え込み。放射冷却の影響もあり外気温が5℃まで下がる。
室蘭岳の裾野に広がる 牧草地の周辺の雑木林では、一斉に木々が紅葉を始める。


ヤマモミジやカエデが、秋の陽射しに照らされ錦を織りなす。
紅葉の名所のような 華やかさはありませんが、毎年この時期、
カメラの被写体として楽しみにしている雑木林の佇まいです。        



ヤマモミジの紅葉です。



稔りの秋ヤマブドウがたわわに実を付ける。



ムラサキシキブ(紫式部)、樹名の由来は 美しい紫色の実から。
道沿いの雑木林の中で、小さな紫色の実が色づく。



マユミ(真弓)の紅色の実は、秋の空とのコントラストがとても鮮やか。



付近一帯にノビタキが飛び交う。道内には繁殖のため春に飛来、
間もなくすると、冬の気候が温暖な地を目指して飛び立ちます。

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ヒヨドリの渡りの季節です・・・

2024年10月27日 | 室蘭の景色


左側のカシワの木が生い茂る丘が、ヒヨドリの渡りの集結地です。
市の郊外を走る臨海道路沿いの海岸線は、夏にはアオバトが本州
方面から飛来。
変わって今の時期は、ヒヨドリの群れが列島を南下、冬の陽気が
温暖な地域を目指して飛び立って行きます。


日の出から1時間ほど経過。ほぼ毎日、同じ時間帯になると丘の上では、
ヒヨドリ群れが 囀り飛び交い始めます。

朝日に翼を輝かせ、長旅に備えてのウォーミングアップ。

まず、ヒヨドリの群れが目指すのは道内の日本海側。その後、津軽海峡を
渡り本州方面へと移動して行きます。



ヒヨドリの渡りの集合場所は、小高い丘の上に広がる牧草地の縁を
取り囲む雑木林です。



ヒヨドリの天敵の猛禽類が 獲物を求めて上空をゆったりと滑空。



一帯は、ヒヨドリの好物の餌となるものが豊富。
その中、ツルウメモドキ(蔓梅擬)が黄金色の殻を弾かせ、
赤オレンジ色の艶やかな種を見せる。

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秋日和の一日・近くをぐるりと・・・

2024年10月20日 | 室蘭の景色


撮影時の気温は8℃。先日までの夏の名残はどこかへ、一挙に季節は秋本場へと
コマを進め始める。室蘭岳のすそ野に広がる牧草地からの眺望です。



ススキ、そよぐ秋風に穂をなびかせる。



ヤマブドウが 今年は良く目にとまる。周りの樹木に蔓を絡ませ、たわわに実を付ける。



ガガイモの種を包み込んだ鞘の中には、長い毛をもった種子がいっぱい。
鞘が裂けると、種は風に運ばれ遠くに飛んで行きます。



居住地の近く、小高い丘の上に広がる牧草地からの今日の空景色です。



ツリバナの種が熟し始める。果実は5裂に割れ、種殻に赤い種子を吊り下げる。
秋の陽射しに照らされた種子は、一際あざやかに目に映ります。



ルナシ(猿梨)が、近頃の冷え込みに連れて実を熟し始める。この半蔓性の
植物の道内での呼び名は「コクワ」。


そろそろ紅葉の時期。一足早くエゾヤマザクラ(蝦夷山桜)が葉を秋色に染める。

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10月の朝景色

2024年10月15日 | 室蘭の景色


秋が深まるにつれて、朝夕の気温が涼しさを増し始める。今朝の気温は14℃、
周辺の大気が澄みわたり 雲一つとない秋の空が広がりました。
日の出から僅わずかな時間が過ぎた、丘の上に広がる牧草地からの朝景色です。



牧草地の縁を取り囲む木々の間を小さな野鳥が飛び交う。
目を凝らして見るとメジロ、慌ててシャッターを切った1枚です。



野山で実りの秋を代表するヤマブドウ、周りの樹木に蔓を絡ませ、熟した実を
たわわに稔らせる。



ノイバラ(野茨)の赤い実が、一際鮮やかに目に映ります。



居住地の街路樹のほとんどはナナカマド。今年は例年になく、赤い実を房なりに
付ける。この時期の青空を背景にした、ナナカマドの実は清々しさを感じます。



遥か彼方、有珠山と昭和新山さらに後方には羊蹄山が山容を見せる。
有珠山と昭和新山の後ろ側には、満々と水を湛える洞爺湖の湖面が
広がっています。

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室蘭港に豪華客船が入港・・・

2024年10月12日 | 室蘭港寄港・クルーズ客船&練習船・船舶など


秋晴の室蘭港に今シーズン最終の豪華客船クァンタム・オブ・ザ・シーズが
10月10日入港しました。



室蘭港は、外海の影響を受けずらい天然の良港。一見すると大河、港内を滑るように
祝津埠頭に向かう。



祝津埠頭に、166,666ton、全長348mの巨大な船体がほぼ定刻9時に
接岸。元々、客船が着岸できる中央埠頭は、白鳥大橋のさらに奥に位置する。
通過できる船舶は、海面から橋桁の高さの54.45m以下。

クァンタム・オブ・ザ・シーズなどのように、近年建造された超大型な客船
は白鳥大橋の下をくぐり抜ける事ができません。よって、白鳥大橋の手前の
祝津埠頭に・・・。



運航会社は、アメリカのロイヤルカリビアン・インターナショナル社。
ファンネルカバーに 取り付けられているのは「王冠と錨」のエンブレム。






乗員、乗客は約4,000人。9月30日にシアトを発ち室蘭港への直航クルーズ。

祝津埠頭には、市内観光をはじめ 札幌や登別温泉方面へ運行する観光バスが並ぶ。



クァンタム・オブ・ザ・シーズが着岸している祝津埠頭は、「室蘭の道の駅」に
隣接する全国でも特異な埠頭です。

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庭の草花も シーズン終盤です・・・

2024年10月09日 | 室蘭の景色


今朝の最低気温は9℃、庭に ヒンヤリとした空気感が漂う。
10月も中旬まぢか、一挙に朝晩の冷え込みが強まり始める。
毎年の恒例、庭の片付けを行いながら 花を咲かせている草花
をカメラに取り込んでみました。



ヒデンス・ゴールデンフレンズ。株は、とくに手を加えなくても
コンパクトにまとまります。シャッキとした深緑の葉と黄金色の
花の取り合わせが鮮やか。
初夏の頃から花を咲かせ始め、真夏には花数を減らし 秋になると
再び花数を増す、生育旺盛なキク科の耐寒性多年草です。



日本の秋の庭花と言えば「菊」、道内では、庭で菊を育てている人は少数派。
一方、我が家の庭では40年ほど前に、本州方面の知人から頂いたこの菊を
育て続けています。



流通名はヒメフウロ、本来の花名は エロディウム バリアビレ。
花名は時として混乱させられます。
我が国の固有種のヒメフウロ(姫風露)とは、全く異なる植物。

ヨーロッパを原産地とする 寒さにとても強い宿根草です。



花名不詳のシオンです。



マリーゴールド。わが家では毎年 秋に種を採取、翌年の6月ごろに種を蒔き
育て上げています。結果、開花は遅く秋遅くまで花を咲かせてくれます。



ヒダカミセバヤ、今年は例年に比べて花数が多い。花は小さく、金平糖を
散りばめたように花を咲かせています。白緑色の葉は、花に隠れて見えま
せんが、花の色とのコントラストが 目に鮮やかに映る宿根草です。

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秋の陽射しの中で咲くキクイモの花

2024年10月07日 | 室蘭・四季の野花&花木


キクイモ(菊芋)、鮮やかな黄色の花を秋の空を背景に咲かせています。
遠い昔に 原産地の北アメリカから導入。時代と共に需要が薄れ、今では
野に自生する帰化植物です。 
 
        

キクイモは、刻々と位置が変化する太陽に向かって花を咲かせます。

草丈は優に2m越す、時折そよぐ秋風に花をなびかせる。
 撮影に、少々 手間取る被写体です。
      

モンキチョウ、キクイモの花から花へと飛び交う。

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トウネンの渡りの時期です・・・

2024年10月03日 | 室蘭・野鳥&水鳥


イタンキ浜でウオーキング中。波うち際を機敏に動き回る小さなシギ科の
トウネンが目に止まる。繁殖地のシベリアから、南半球の越冬地に向かう
途中での飛来。



トウネンは、浜に打ち寄せる波の引き際を見事に捉え 水生微生物を巧みに捕食します。



渡りの途中、国内の海岸に立ち寄るため旅鳥に分類される。間もなくすると、
列島を一挙に南下、南半球の越冬地に向かって飛び立って行きます。

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朝撮りの風景

2024年10月01日 | 室蘭の景色


家から車を走らせること5分ほどに位置する、小高い丘の上に広がる牧草地。
今朝の外気温は、この時期にしては 19℃と高め。一方、周辺一帯に清々し
空気感が漂う10月の朝景色です。



早起き鳥のノビタキのオスとメスです。



見かけない野鳥が目に止まる。Wbで調べるとタヒバリ



今年は例年になく、ノイバラが実をたくさん稔らせる。



遥か遠くまで大気が澄み渡る。直線距離で60kmほど離れる羊蹄山が山容
を見せる。

左側の山塊は 2000年に大噴火を起こした有珠山、さらに、その中央の
三角錐の小さな岩山は昭和新山、3活火山の揃い踏みです。


一足早く、ほかの樹木に先駆け エゾヤマザクラが葉を秋色に染め始めました。

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