今年もベニシタン(紅紫檀)が、赤く艶やかな実を数えきれないほど付けています。樹形を整え
ずらい樹木です。育て始めてから30数年が経過、今では直径1.5mほどのドーム形の樹形に。
間もなくしますと、小さな葉をエンジ色に紅葉させます。さらに、季節が進み実が熟すと、ヒヨドリ
やキレンジャクなどの野鳥が庭に飛来して来ます。
当記事を作成中、例年に比べて8日ほど早い初雪がパラツク。日中の最高気温も一桁台、今年は季節の移り
変わりが急激です。
今も、盛んに花を咲かせているサンビタリアです。夏から花を途絶えることなく咲かせ続けていま
す。草丈は15センチほど、茎は横に広がるように伸びます。花は2センチ足らず、ヒマワリを極々小
さくしたような黄色い花を咲かせています。
庭の片隅で葉を紅葉させているヒダカミセバヤです。
ヒダカミセバヤは、道内の日高地方が原産地のミセバヤの近縁種の植物です。やや多肉質のふく
よかな葉、本来は小さな内輪のような形をしていますが、今年は葉が好物の虫たちにかじられフレ
ークチップ状。初夏の頃の白緑の葉に始まり、夏に咲く花。さらに、今の時季は薄紅色に葉を染め
ます。ヒダカミセバヤは一年を通して目を楽しませてくれる宿根草です。
オリヅルラン(折蔓蘭)はポピュラーな観葉植物。緑色の縁取りと中央の白い斑とのコントラストが
清々しい。また、長く伸ばしたライナーの先端に、白い小さな花を不定期に咲かせます。
ライナーに出来る子株を摘み取り、水に挿して置くだけで発根、株を増やすことが容易な多年草です。
ムラサキオモト(紫万年青)。紅紫色の葉色がとても鮮やかな観葉植物です。原産地は中米など
の熱帯地方、本来は寒い場所が苦手な植物です。
ただ、当地の冬場は、暖房で室温が高いため育成に適しています。ムラサキオモトは、あまり見
かけない植物ですが、我が国への渡来は意外と古く江戸時代まで遡る多年草です。