イタンキ浜でウオーキング中。波うち際を機敏に動き回る小さなシギ科の
トウネンが目に止まる。繁殖地のシベリアから、南半球の越冬地に向かう
途中での飛来。
トウネンは、浜に打ち寄せる波の引き際を見事に捉え 水生微生物を巧みに捕食します。
渡りの途中、国内の海岸に立ち寄るため旅鳥に分類される。間もなくすると、
列島を一挙に南下、南半球の越冬地に向かって飛び立って行きます。
イタンキ浜でウオーキング中。波うち際を機敏に動き回る小さなシギ科の
トウネンが目に止まる。繁殖地のシベリアから、南半球の越冬地に向かう
途中での飛来。
トウネンは、浜に打ち寄せる波の引き際を見事に捉え 水生微生物を巧みに捕食します。
渡りの途中、国内の海岸に立ち寄るため旅鳥に分類される。間もなくすると、
列島を一挙に南下、南半球の越冬地に向かって飛び立って行きます。
市の郊外、臨海道路沿いの海岸では 今年もアオバトが飛び交う。右側の小高い丘の上、
鬱蒼とカシワの木が 生い茂る森が営巣地。
道路沿いには、アオバトが海水中のミネラルを補給に舞い降りる磯が広がっています。
大気が透き通る。遥か遠く、対岸の渡島半島に君臨する北海道 駒ケ岳が、
噴火湾の大海原越しに姿を現す。
アオバトは毎朝、ほぼ決まった時間に海水を飲みに磯の岩場に降り立ちます。
アオバトの雄は目の縁を鮮やかな赤色の縁取り、翼の肩部には赤褐色のアクセント。
牝は、全身オリーブグリーン。さらに、雄牝ともに嘴は水色と控えめな色彩の野鳥。
今の時期は体力温存。あと1ヵ月ほどすると、冬の気候が温暖な地域を目指して
一斉に飛び立って行きます。
周辺一帯は コンブや海藻類が豊富な海域、海水中にはミネラルがいっぱい ‼
追直漁港の一角、漁業関連設備が備わる人工島Mランドからの眺望です。
この画像からは想像しがたいでしょうが、半島の内側には室蘭港や中心
市街地が広がっています。
一帯は、海面からそそり立つ100m前後の断崖が連なる、アマツバメ
の最適な営巣地です。
アマツバメのさえずりが周辺に響き渡る。
急上昇 急降下を繰り返し 縦横無尽に飛び交う。
さらに、海面スレスレ 猛スピードで飛ぶ。
アマツバメの餌となる虫が上昇気流にのり天高く・・・。
それを追い、群れとなり 瞬く間に高度50m程の上空に舞い上がる。
アマツバメは夏鳥として、毎年6月頃になると列島を北上し当地に飛来。
秋になると列島を南下し、遥か遠く東南アジア方面の越冬地を目指して
飛び立って行く渡り鳥です。
市の郊外、臨海道路沿いの海岸にアオバトの群れが飛び交う季節が到来。
臨海道路を挟む 小高い丘に広がる、ミズナラの森が アオバトの営巣地。
文献では、道内の営巣地は僅か数か所とのこと。アオバトは待ちに待っ
ていたカメラの被写体です。
アオバトは、海水を飲むことでミネラルを補給。毎朝ほぼ決まっ時間に、
天敵のハヤブサを警戒し、幾度も岩場の上空を猛スピードで旋回。
危険がないことを察知すると、海水を飲みに岩場に降り立ちます。
付近一帯の海底には海藻が豊富、海水の透明度が高くミネラルもイッパイ‼
雌雄ともに全身が黄緑色で、オスの翼はオリーブグリーンに紅色が加わる。
さらに、くちばしは水色で 腹部から足の付け根は白。特別派手ではないが、
彩が鮮やかな野鳥です。
アオバトの本来の生息地は 本州方面。6月中旬ごろになると涼しい道内に
飛来。秋を迎える頃になると、再び温暖な地方を目指し 列島を南へと移動
して行きます。
市の郊外、この海岸は 数多くの渡り鳥の中継地です。列島の各地で冬を越していた水鳥、
遥か彼方の繁殖地に戻る途中での降り立ちです。
ヒドリガモやクロガンなどがのんびりと羽を休めています。
ヒドリガモのつがい。オスの頭部は、額から頭頂がクリーム色で他は赤茶色。メスは、
頭部から尾羽まで全体的に地味な彩の水鳥です。
磯の一帯には、水鳥の餌となる海藻や魚貝類が豊富。これから4月初旬頃にかけて、
北の繁殖地に向かう 水鳥たちのエネルギーの補給基地です。
ウミアイサ。オスの派手な色合いと、冠羽が特徴的な水鳥です。
この時期の磯は渡り鳥が主役 ⁈
本来は、一年を通し 黄色の嘴の先端に赤色のアクセントを付けたセグロカモメが、
この磯の主です。
コクガンの群れも羽を休める。コクガンは、国の天然記念物に認定されている水鳥です。
周辺の海域はコクガンの好物の海草や海藻が豊富。
コクガンは、頭だけ海中に 逆立ちの体勢で海草などを食べます。
二羽、横並びでの逆立ちです。
列島各地で冬を越していた水鳥たち、遙か彼方の北の繁殖地を目指して飛び立つ季節が
到来しました。
噴火湾沿岸や、さらに列島の南の地域で冬を越していた水鳥。3月も中旬になると、
秋に飛来して来た渡りのルートを逆戻り、遙か北の繁殖地へと飛び立ち始めます。
市の郊外の磯は渡り鳥の中継地、今年も数種類の水鳥が南の地域から飛来し始めて
います。
一帯の磯は、水鳥の餌となる海藻などの水生植物が豊富。
ヒドリガモ(緋鳥鴨)、雄鳥と雌鳥がいつも行動を同じくする。手前の頭部が茶褐色
なのは雄、地味な羽の色をしているのは牝です。
マガモ、この餌場が気に入っているのか毎年飛来する常連です。
マガモとヒドリガモ、ここまで仲の良い水鳥は他では見かけません。
コクガンの群れも羽を休める。コクガンは国の天然記念物に認定されている水鳥です。
これから、道内の沿岸の餌場に降りたちながら北上、遥か彼方の繁殖地のユーラシア
大陸へと飛び立って行きます。
道内では海岸線に沿って白鳥や水鳥の越冬地が点在しています。その一ヵ所、
登別市の郊外を流れる幌別川でも、今年も50羽ほどのオオハクチョウや数
種類の水鳥がゆったりと羽を休めています。
未だに純白の羽が這い揃っていない幼鳥、両側を成鳥に守られるように川面を泳ぐ。
一説によると、オオハクチョウは親子単位で行動するとの事です。
オオハクチョウが羽を休めている場所は、幌別川が太平洋に注ぐ河口付近。
河川を跨ぐ国道やJRの鉄路が・・・ さらに、川の両岸には家々が立ち並ぶ。
幌別川は、北側に広がる山塊を水源とする流れの緩やかな清流。葦が茂る川岸や川洲は、
水鳥や野鳥の絶好の生息地です。
オオハクチョウと越冬中のキンクロハジロ、白と黒のツートンカラーに金色の
眼がよく目立つ快活な水鳥です。
オオハクチョウと時期を合わせ、あと半月ほどすると再び3000㎞ほど離れ
た繁殖地のシベリア方面に向かって飛び立ちます。
昨日、日中の気温は2月としては観測史上最高の13,8℃を記録。季節が春になったか
のような陽気の一日でした。
磯の岩には、人はもとより水鳥も好物のフノリがビッシリと生え始める。
この磯の一帯は、餌となる海藻や魚貝類が豊富。
これから 4月の初旬頃まで、遥か彼方のユーラシア大陸の繁殖地に向か
い 北上する水鳥たちの中継地です。
ゆっつたりと、マガモのつがいが海面を行き来する。
マガモは海中に潜ることはできません。波をかぶる岩に生えるフノリを啄む。
噴火湾を前景に 左から2000年に噴火を起こした有珠山。後方の小さな三角錐の岩山
は昭和新山、その左側には雪を抱く羊蹄山。3活火山の揃い踏みです。
市の郊外を流れるチマイベツ川は 室蘭岳を水源地とし噴火湾にそそぐ清流です。
今シーズンも、河口付近の川洲では 十数羽のオオハクチョウが ねぐらを兼ねて
越冬中。付近一帯の海岸線沿いには 餌が豊富な越冬地が点在。午前8時前後に
なると、この場所から餌場へと飛び立ちます。
オオハクチョウが ねぐらとしている川洲は、意外ですが人家などから至近距離です。
オオハクチョウの群れが、一斉に河口に向かって滑るように川面を泳ぐ。
一旦。河口に着くと付近の汽水域で暫く体を慣らし、目的地の餌場へと飛び立ちます。
後方に見える山沿いの海岸線には、オオハクチョウの越冬地が点在しています。
大寒も過ぎ一月も後半戦、一年で一番寒さが厳しい季節。一方、今日は 低気圧が
影をひそめ高気圧が全天を支配。早朝から冬晴れの空が広がりました。
当地では、例年この時期になると冬の中休みのような穏やかな陽気の日が出現し
ます。海面に反射する冬の陽射しが、対岸との間に光の橋を架けたように煌めく。
ハジロカイツブリは、ルビーのような真っ赤な瞳が特徴。風貌からは想像できない、
豪快な水しぶきを舞い上げ海中に潜ります。
長旅の疲れを癒す水鳥たち、ゆったりと海面を動き回る。
代表的な潜水ガモ、ハジロカイツブリ・クロガモ・スズガモ3種類の海中に潜る時に
立ち上げる水しぶきの3態です。
スズガモ、重そうな体を水かきの付いた足で蹴り上げ頭から海中に・・・