暦をめくり十二月になると、一日一日がほんとうに大切であることをあらためて思います。
春、夏、秋・・季節を生きるなかで、今年もたくさんのことがありました。
初めての出来事に存在のすべてでとりくんだこと、ありがたい出会いや育つことのよろこびもたくさんありました。
そうして次へと、精魂をやすめ静かな思索のなかでこの冬をあたたかに過ごせたなら、春にはあらたな芽が育ち始めるでしょう。
自然農のたんぼでも、春からの美しくゆたかないとなみを経て静かな冬を迎えました。
地球の表面を耕さないことで、いのちのいとなみの歴史がかさなります。
それをこわさなければ次のいのちの舞台はさらにさらに豊かなのです。
人の生きる舞台もおなじことが言えるかもしれません。
耕さず、虫や草を敵にせず、持ち込まず持ち出さず、自立した在り方で生きる・・・。
自然農の田畑にある、あたたかな冬のいろどりにワタシもなりたいです。