岡山・倉敷から北へ約一時間、自然に恵まれた吉備中央町にて、
あまつちひと自然農のつどい四月の定例会がありました。
山桜がほのかに咲き匂い、山ツツジの可憐な彩が美しい春です。
田んぼではお米作りの始まり「もみまき」の実習が行なわれました。
あけぼの、古代米の黒米、陸稲の農林24号のモミ種を、
田んぼの一角に作った苗床に降ろしました。
まず、夏草の種がまざらないように丁寧に草を刈り
表土を平らかにします。
実習田一畝の広さに対して、
苗床は1m×2mの広さを準備します。
その面積に降ろすモミは0.5合。
わずかな量のモミですが、元気に育てば十分に足ります。
六月には 苗床から田んぼへ一本ずつ植えてゆきます。
植える間隔は田の豊かさとも関係してきますが、
わたしたちの実習田では、今年も30㎝×25㎝の予定です。
小さな一本の苗が 草草の中で 美しく たくましく育つのを見守りつつ、
必要があれば 喜んで手をかしてあげます。
生命活動の盛んないのちの舞台である 豊かな自然界が、
お米やお野菜を育てるのですから・・・。
パラパラっとまいたモミを 3㎝間隔にしています。
覆土をして 草をふんわりとかぶせてゆきます。
丁寧にモミまきの作業ができました。
来月の定例会には かわいい苗の姿に会えることでしょう。
午前の学びが終わり、ふれあいセンターへ移動です。
実習畑にて、菜の花がやさしく歌っています。
結ばれたいのちが 清らかな氣をただよわせながら・・。
先月、種を降ろした葉っぱ類も可愛らしく芽を出していました。
玉ねぎも健やかに成長しています。
畑では小雨の中での実習になりましたが、
トマトの苗を植え、里芋の植え付けをし、
カボチャの種をまくことができました。
来月のあまつちひと自然農のつどいは、5/18(土)です。
自然農に関心をお持ちの方、どうぞ気楽にご参加くださいませ。