君は銀河の青い風  八木真由美 岡山

自然に沿って、自分につながって、
心地のよい光とともに。
竪琴ライア 自然農 ライトワーク ヒンメリ

  

川口由一さん ご講話より 芸術について

2016年02月13日 | 自然農川口由一の世界

 

人と言うのは、

本当は美しいものを

好むものだと思うのです。

ところがその認識を

あいまいにしているのですね。

 

すべての分野において

それに携わるものが

美に生きる・・、

人生において

美醜の別を生きることです。

 

そのことによって

その分野が極まってゆき、

人間性が成長し・・

平和がおとずれるのですね。

 

他人の醜は

ほっておけばいいのですが、

それでも影響を受けますね。

それに対してどうしたらいいのか・・。

 

この身は人間社会に置いて・・

内なるところでは美に生き・・

俗っぽいものに

染まらないことですね。

そうできることの

境地の体得です。

 

美の追求は大切です。

絶対界に立ち、

宇宙を得る、

そしてキャンパスに

ステキな絵を描くことです。

稀に体得している人がおられますね。

 

 

 

ところで縄文時代の前期は

格調が高いのです。

後半になると

覇気がなくなるのですが・・。

僕は、日本人は絶対界に立つ資質を

持っていると思うのですね。

 

たとえどのような時代に生きていても、

その時その時に

満ち足りていることが大切です。

時代のことは受け止めて、

幸せでいる。

 

醜悪なものを観る時は、

それに影響を受けずに

それが何かを

しっかりと見て認識することです。

 

世の中はどうであれ、

自分は救われていることが大切です。

 

 

 

人間は、

成長したいという思いを

定めないと成長できないです。

 

僕、実は軟派だったのですよ、

幼い頃から意志力がなかった・・。

でもある時から思い始めたのですね。

真から離れている時のつらさ、

みじめさから離れたいと・・・。

 

人生の大切さを感じたのは

幼い頃に父が

目の前で亡くなったことです。

わが身の未来を見たわけです。

与えられている時間は

限られていると悟ったのです。

 

若い頃 芸術家になりたかったのですが、 

「芸術家にはならない」と決めたのは、

芸術の世界の程度が低く醜かったからです。

 

こんな審査員に自分の作品を

評価してほしくないと思ったのです。

 

自分の作品を自分でわかり

価値づけることができるようになり

本当に美しい絵が描けるように

ならなければと思いました。

 

自分に厳しいというか、

自分を大事にしているということですね。

残されている時間が少ないからとあわてると

相対界に落ちてしまいます。

 

 

 

絶対界に立てば

時は流れずいつも「今」なんですね。

だから今を全うできるわけです。

 

美も醜も、

どちらもすごいエネルギーです。

ですから人はどちらからも離れられない

・・とも言えます。

 

昨日は鏑木清方さんと

上村松園さんのことを話しましたが、

一人の芸術家の成長を見てゆくのはいいですね。

 

成長は遅々としていますが、

歩むべき道が見えていたら

楽しいし救われますね。

 

 

 

自然界は美のみ。

どれだけ美しく見れるのかは、

わたしの審美眼、

人間性にかかっています。

自然の美しさも私にかかっていて、

私が投影されているのですね。

わたしたちの内なる感覚、情緒です。

 

生きることは芸術です。

料理したり掃除をしたり

洗濯ものを干したりたたんだりしても、

芸術性があると美しくなります。

潔癖症の人はまた別なんだけどね。

汚れていても平気なのは、

そういう芸術性なのです。

 

境地を高くして、

芸術性を発揮して、

なんとも美しい在り様で

暮らすことができたら楽しいですね。

 

 


自然農実践家・指導者 

川口由一さんのご講話より 

抜粋させていだきました。

八木

 

 

 

 

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