ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

千歳アクアパッツァ

2019年11月06日 | 食の話

七五三のお祝いに家族が揃ってクアトロで目出度い“鯛のアクアパッツァ”。
みんなでひとつのお皿に箸を入れながら、会話が弾む。
「いいか、七五三と云うのはだな・・・」
お父さんや爺ちゃんは、理屈が好きだ。
さらに、「いいか、アクアパッツァと云うのはだな・・・」
そんなお父さんや爺ちゃんにアクアパッツァの解説を伝授しよう。
アクアパッツァという料理もすっかりイタリアンの定番になっている。
そして、クアトロの名物料理のひとつでもある。
アクアパッツァとはビックリ水とか暴れ水とかいった意味だ。
魚を姿のままグリルし、そこにワインやアサリのダシなどの水分が加わり煮込まれる。
そしてグツグツとスープが煮える状態がアクアパッツァである。
魚の内側からも充分に旨みをスープに引き出す、とても洗練された魚料理の手法。
しかしもともとは、漁師が海の上で海水を使って船に揺られながら魚を煮ていたのが始まりのようだ。
豪快な漁師の料理であり、魚を熟知している人の知恵から生まれた料理なのだろう。
魚好きの日本人には、受け入れやすいイタリア料理と云える。
「いいか、アクアパッツァと云うのはだな、魚の暴れん坊将軍だ」
と、かなり略してもいいが、子供には伝わらないかも。
「いいか、アクアパッツァと云うのはだな、魚のドラクエウォークだ」
などと、無理をするのもよくないかも。
「いいか、アクアパッツァと云うのはだな、みんなで食べるから美味しいんだぞ」
くらいの説明にしておこう。

 

 

 

 

 

 

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