ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

ボージョレ・ヌーヴォー2019明日解禁

2019年11月20日 | ワインの話

いよいよ明日2019年令和元年のボージョレ・ヌーヴォーが解禁。
クアトロにも、すでに今年のボージョレ・ヌーヴォーが入荷し明日の解禁を待っている。
例年仕入れている、王侯貴族御用達のボージョレ・ヌーヴォー“シャトー・ドゥ・ピゼイ”、侍ヌーヴォーと云われる仲田さんのボージョレ・ヌーヴォー“ルー・ディモン”、クアトロの父厳選の2種類。
ボージョレ・ヌーヴォーは、お祭りのワインと云われ、日本人もそのお祭りに便乗しているが、そもそも何のお祭りなのだろう。
一般的には、その年の収穫を祝うお祭りとか、その年のワインの出来を計る行事とか云われる。
しかし、それならばボージョレのワインである必要もあるのだろうか。
そもそも、ボージョレと云う地域は、ワイン作りにとても適した地域。
量産の出来るブドウ品種ガメイが特にこのボージョレ地域に適していた。
近くに大都市リヨンがあり、ボージョレのワインは昔からリヨンの人々に消費されていた。
第二次大戦になると、ドイツ軍にパリを占拠されパリジャンがこのリヨンに疎開してくる。
そしてパリジャンもこのボージョレの軽快な味わいを好んだ。
大戦後にパリに戻ったパリジャン達を素にボージョレのワインが流行り、さらに、ヌーヴォーと云うワインの作り方が生まれ、お祭り好きのパリジャンに大ヒットすることになる。
パリの人々には、このお祭りは戦争が終わり、自由にワインを楽しめるお祭りだったのかもしれない。
やがて、このお祭り騒ぎが日本人の目にとまり、日本では世界で一番早く飲めるとのことで一大ブームとなったが、パリジャンの気持ちは置き去りにしたのかもしれない。
戦争は、もう二度と御免だ、今年もワインが飲める、さあ世界中で陽気に飲もう。
そんな、ボージョレ・ヌーヴォーを明日は豊四季のクアトロで乾杯。

 

 

 

 

 

 

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