「水の里」として知られている愛知県の北東端、奥三河で150以上の歴史ある「蓬莱泉」。中国でユートピアを示す「蓬莱」の字をあてがい仙境の酒という意味とか。技術開発にも積極的で、伝統と革新が融合した酒蔵。その蓬莱泉の山廃が入荷。山廃ならではのコクのあるのだが、飲み口は優しくクセがないタイプ。桃の節句も過ぎると春が急速に近づく。今のうちに、燗酒を楽しんでおかなくてはと、この酒を選ぶクアトロの父。秋にも、今のうちに冷や酒を楽しまなくてはと云っていたクアトロの父。何かに付け、飲む口実を探す男だった。
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