ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

魚の物語~マスノスケ

2021年04月30日 | 魚の話

マスノスケがやって来た。
生まれはロシアだ。
北海道の漁港では、春から初夏にかけて“時知らず”の漁が行われる。
時知らずは、まだ回遊しているシロザケを若いうちに捕まえるというものだ。
卵に栄養を取られていない時知らずは脂がのっていて実に美味しい。
白サケの王様とまで呼ばれる時知らずだ。
ところが、この時知らず以上のものがある。
時知らずだけでも希少価値だが、さらに時知らず漁で希に獲れるサケがある。
“マスノスケ”である。
“スケ”とは、偉い人に付ける敬称な訳で、鮭類マスの中でも特別に偉いのが“マスノスケ”。
天然の国産キングサーモンのことなのだ。
英語でもサーモンのキングな訳である。
この鮭類の王様に捧げるお酒が提供出来ないことは、まことにもって如何ではりますが、ノンアルコール・スパークリングワインなどで我慢しましょう。

 


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