
2月27日 旧暦1月21日 風がつめたい
3度目の守一詣で 究極の色とかたちを見ながら、 ああもこうもしよう と熱くなった。 今まで、 モティーフにこだわり過ぎていた。 これからは 一度見て、 またよく観て、 あとは見ないで描くくらいがちょうどいいのだ。
織部の気品と迫力をとらえるには、 それしかない。
守一様式の無駄のないみごとな短詩が、 深くしみ入ってくるようだった。 細部にこだわる程、
遠のいていく… そう気づいた。
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美術館の帰りはひな会席をとった。 陽気に満ちた二木屋の庭。
各部屋毎、 外まで雛が置かれている。 春 存分に味わって誕生日。
雛の影桃の影壁に重なりぬ 子規
2/29~3/3まで 享保雛などのコレクションが一般公開される。 入場無料