二時より文化祭代表者会議。 わずか40分、 的を絞って手早く終える。
時間を割いて これだけのために出てきたのだから、 余った時間は遠回りして帰ろう。 気持ちが収まらない。(納まる 治まらない どの字かな)
三時草があちらこちらに咲いて、 微笑みを呉れたので この写真… 今日は上手くいった。
-☆-
四・五日前から、小さな物音に気づいた。
「コン コン コン・・・ コッ コッ コ・・」 近くで道路工事があり、 重機の大がかりな音にかき消されそうになるが、 たしかな微音を耳は振り分け、 取り出してよく聞いていた。 雨続きだったが、 乾いた かすかなリズムに聴き入った。 我を忘れて。
音源は隣家との境にある。 柘榴のうしろ、 以前から名前が解らない木だ。 堅そうな白っぽい幹の裏側らしかった。 葉が生い茂り、 こちらからは死角である。
! 音が止む。 姿は見えぬが、 木っ端やおがくずが飛ぶのがみえる。 粉砕したものを頑丈な嘴で、 強調せずにはいられぬほど盛大に放り出す。 きっと彼奴だ。 位置もはっきりした。
昼食もそっちのけで カメラを手にじーっと待った。
やがて 穴に出入りしたり こちら側に回り込んで眺めているようだ。 コッ コッの主は コンな方です。 葉隠れに ご覧になれますでしょうか。 肉眼では白のまだらな横縞がはっきりわかります。
この写真は ぶれました。