ドアの向こう

日々のメモ書き 

斑鳩・西ノ京

2008-09-18 | 道すがら

 9月17日、 定期観光バスにて 法隆寺、中宮寺、慈光院、薬師寺、唐招提寺。 平城宮跡・朱雀門(復元)。   いつか来た道、 はるかな記憶を辿った。

  法隆寺… 飛鳥建築、 軒の組物、 雲形肘木。 勾欄コウラン。 
         築地塀の静かな趣に魅かれた。 
  中宮寺… 本尊如意輪観世音菩薩半跏像(国宝) 
           気品を湛えるアルカイックスマイルに見入った。

  慈光院… 片桐石州の演出。 境内全体を茶席となす。 庭園の木々は借景に合わせた刈り込み。 
  薬師寺… 金堂。 四月、 上野で拝観した菩薩がお揃いで迎えた。 大きな光背。 五重塔。 フェノロサのことばが響く。 

  昨日、 奈良へ戻る車中より眺めた。 壮大な平城宮跡。 塀が再現され柳が靡く人通り。 賑わいを想像する。  大極殿の再建中  
 「あをによし奈良の都は咲く花のにほふがごとく今盛りなり」 小野老朝臣 万葉集   巻三・328

       

 法隆寺土塀  

     1400年の歴史を刻んで 

     

 
   古代ギリシャの神殿建築…

  かつて 修学旅行で知った

  エンタシスの柱。  蓮子窓と

   美しい対比、音楽が聞こえる

 

 
  

  斑鳩の地、東院伽藍・夢殿に安置される秘仏の開扉は 毎年2回
  
 
   4月11日~5月18日
  
10月22日~11月23日 

 救世観音立像。 写真でしか見たことがない。 杏仁形の目や唇の形。 温かく見守るようで、 こころが安らぐ。   


   わびの寺  慈光院

 打水も清々しい露地を抜けながら期待が高まる。
 石州流茶道の祖が 父の菩提寺として創建。 開け放した座敷に吹き渡る風がここちよい。 大和盆地を望み、 枯山水をながめ茶席の風情を楽しんで 一服頂いた。
 

 林の中の

   鑑真和上御廟

  土塀が 苦難を語るようだ 

                                
       

 奈良市五条町 唐招提寺
 都が奈良にあった一二〇〇年前の中心街。
  金堂は解体修理中
 大唐西域壁画殿の特別公開
  平山郁夫シルクロード を見る

  至るところに 萩の花がそよぐ
 低く垂れその上に垂れ萩の花 
                素十
  
  山になって白萩も 重なる
 

 

平城宮跡  朱雀門 

 巨大な朱雀門が往時を偲ばせる、 北側(後方)の緑地が平城宮跡。

スケールの大きさに驚く
高さ約24m、柱の間が約25m

拡大写真

   近鉄奈良行き

  大和西大寺駅~新大宮駅間

 朱雀門のすぐ側を、車輌が颯爽と駆抜けた

  電車の向こうに四角くみえるのは 建設中の大極殿     

             
コメント (4)
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