ドアの向こう

日々のメモ書き 

古都の月

2008-09-16 | 道すがら

渡る月19:02  

 
  突然顔を出す月9月16日  連日雨との予報に、ヤキモキしながら奈良に来ました。 しかし、
嘘のような晴れ。 打水をして待っていてくれたのです。 木々もしっとりとして気持ちがよい。  空が広重ブルーになっている。
  
  残暑の午後、 畦に彼岸花や萩が咲く。 移動の初日は、 飛鳥を訪ね、 万葉の心にひたった。

            -☆-

  夕方7時、 三条通りを東に向かう。 突如 行く手に巨大な月が現れ。 あまりに間近く、 舞台の作り物と見まがうばかり。 ほんとに吃驚!

 高く登るほどに 本物を実感する。
 くっきりと兎の顔まで見えそうな。  拡大
 道路標識と同じくらいの大きさ。

 10/31まで、 世界遺産などライトアップされ。 今宵は 猿沢池、 浮見堂、 興福寺五重塔、 春日大社一ノ鳥居など巡る。 全部は回れない。

 他、 奈良国立博物館、東大寺、大仏殿・中門、南大門。 平城京朱雀門、薬師寺などに明かりが灯る。 

  猿沢池19:59    春日大社一ノ鳥居20:10     

  連休は賑わったのでしょう。 今はひっそりと寂しい道を 浮見堂まで歩く。  暗がりに鹿が居て 人はいない。

浮見堂20:18

 ふたつなきものと思ひしをみなそこに
   山の端ならでいづる月影    
   
   紀貫之 古今集881


  水面のさやかな月影…  
     
 古き沼立待月をあげにけり  風生
 

 古き池に月を浮かべて 風流なる夜景。 

 
      
   

 

 

 

興福寺20:32

  拡大  浮見堂   興福寺五重塔 
   

コメント (2)
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