9月16日 連日雨との予報に、ヤキモキしながら奈良に来ました。 しかし、
嘘のような晴れ。 打水をして待っていてくれたのです。 木々もしっとりとして気持ちがよい。 空が広重ブルーになっている。
残暑の午後、 畦に彼岸花や萩が咲く。 移動の初日は、 飛鳥を訪ね、 万葉の心にひたった。
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夕方7時、 三条通りを東に向かう。 突如 行く手に巨大な月が現れ。 あまりに間近く、 舞台の作り物と見まがうばかり。 ほんとに吃驚!
高く登るほどに 本物を実感する。
くっきりと兎の顔まで見えそうな。 拡大
道路標識と同じくらいの大きさ。
10/31まで、 世界遺産などライトアップされ。 今宵は 猿沢池、 浮見堂、 興福寺五重塔、 春日大社一ノ鳥居など巡る。 全部は回れない。
他、 奈良国立博物館、東大寺、大仏殿・中門、南大門。 平城京朱雀門、薬師寺などに明かりが灯る。
連休は賑わったのでしょう。 今はひっそりと寂しい道を 浮見堂まで歩く。 暗がりに鹿が居て 人はいない。
ふたつなきものと思ひしをみなそこに
山の端ならでいづる月影
紀貫之 古今集881
水面のさやかな月影…
古き沼立待月をあげにけり 風生
古き池に月を浮かべて 風流なる夜景。