ドアの向こう

日々のメモ書き 

春の情

2009-02-05 | こころ模様

   
  ・ 郵便受けのハガキは介護の只中にある友だちから。 朝いちばん、 わざわざ自分で届けにきたものだ。 あえて顔を合わせぬ思いやり、 やさしい手紙には椿の切手が添えられていた。        

  ・ 「受かりました!」  「おじいちゃんの所へしばらく行けなかったけど ごめんなさい…」  改まって すこし大人びて、 受話器のむこうに小学生の声がはずんだ。 瓶の水仙がふわり香る朝  真新しい春のページ。

  
  ・ ひさしぶりに髪を切った。 美容室の窓辺にガーベラが活けてある。 その鴇色が春の陽にさり気なく溶けこんで、 ほんのり温かい。  冬ざれよ さようなら、 軽くなった髪に そよ風が抜ける。  

       窓の枝揺るるは春意動くなり         風生                 

 
 ・ 確定申告を終える。 ていねいな応対だった。 

 

                                    

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする