図書館から北鎌倉の東慶寺さんへお訊ねいただいて 春さんの謎がわかりました。
寺の宝蔵が所蔵する 「木下春句集」にこの句が収録されており 木下春の句であると確定されました。
「木下春句集」牧羊社 昭和43(1969)年刊 p113 より
籠りゐて はげしき心 春をまつ 木下春
句集では 「待つ」 ではなく 「まつ」となっているそうです。
お調べくださいました Y様 東慶寺様 ありがとうございました。
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はげしき心…
これほど大きな決意などないけれど
春来りなば 心をこめて よい絵を描こう。
春愁の襟紫に掻きあはす かな女
入院中の妹に 寄りそう君へ 幸あれと祈ります