ドアの向こう

日々のメモ書き 

春の謎

2009-02-06 | アートな時間

        

  
  何と こまやかでやさしい色、 この絵は見ぬ世の友を彷彿とさせました。 作者がとつぜん目のまえに現れたようで心がふるえます。 筆づかいは人柄を伝えました。

 先日 引用の句は  

           籠りゐてはげしき心春を待つ      春


  はげしき心… 胸を打ちました。  作者の「春」 とは…  気になって調べましたが手がかりもなく、 とうとう図書館のレファレンスをお願いしました。 これまで何度かお世話になっています。 
  担当の方は資料を当たり、 関係先へ尋ね中間報告をくださいました。 ありがとうございます。 さらに、お調べくださるようなので楽しみにしています。

  詠んだのは、 画家の 「木下 春」 らしいとのこと。
  
木下 春(1892~1973) 福島出身 前田青邨門下の女流日本画家
  
 鎌倉東慶寺ゆかりの前田青邨 (1885-1977) 、 門下の 木下 春、 やがて俳人 富安風生に絵を教えるようになり、 春も句を詠むようになった。 詳しくはこちら

 東慶寺の離れに住んでいたこともあるという、 繊細な目は句にも表れている。 是非とも訪ねて、 作品が拝見できたらなんと嬉しいことでしょうか。 

     画像は 東慶寺HPより拝借しました。                           

 

コメント (2)
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