ドアの向こう

日々のメモ書き 

五月の貴公子

2009-05-16 | こころ模様

        

       若草の上を歩いてゐるとき、
       わたしの靴は白い足あとをのこしてゆく、
       ほそいすてつき の銀が草でみがかれ、
       まるめてぬいだ手ぶくろが宙でをどつて居る、
       ああすつぱりといつさいの憂愁をなげだして、
       わたしは柔和の羊になりたい、
       しっとりとした貴女アナタのくびに手をかけて、
       あたらしいあやめおしろいのにほひをかいで居たい、
       若草の上をあるいてゐるとき、
       わたしは五月の貴公子である。

                萩原朔太郎  月に吠える 「五月の貴公子」

 

                -☆-


  若き詩人は おしゃれな貴公子… 
  五月  緑のかぜが匂うさわやかな明るい光りのきせつ 
  蚕豆のみどりに  夏が始まる 

        

   

   青葉曇りに   薔薇の花咲く
            ドイツ生まれの  ウェスターランド

 

コメント (2)
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