想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

森の時、人の時…そして用(とき)

2008-05-10 15:29:04 | Weblog

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  雨戸の戸袋に巣をかけたのは、いったい誰?

 小鳥たちは朝から声高に歌っていますけど、
 半開きにしたまま、巣をとりだすしか部屋を明るく
する方法はないんですけど……、
わかってるんでしょうか?小鳥さ~ん。

今日はあいにくの空模様。
朝から細かな雨が降っています。

桜は若葉に、ツツジ女王とその一派も花をつけて
森を明るくいろどっています。
いまいち光が足りないけど、雨がひどくならない
うちに撮っておくとして、
しずかな一日が始まります。

敷地内の小川の流れが強くなる季節、
水が少しずつ地面を削っていきます。
と、何年かすると川幅が広がり、敷地面積が
ビミョウに減り、すでに端が崩れているねえ。



本日は護岸工事、です。
もちろんセメントで埋め立てたりするアレではなく
地道に石を積み、そこに岩ズリを入れ、土を盛る
という方法なので、そこに木も草も生い茂ります。
木が根を張ると崩れにくくなるからいいのです。

根無し草、デラシネなんて言葉知って使う人は
70年代の青年?五木寛之センセがよう使ってはりましたね。
もちろんうさこは現役じゃなく後で聞いて育った世代
です!(なぜかここ、強調)
今にして思えば、あの時代のデラシネはまだ根が生きて
いたんじゃないでしょうか。
腐ってなければ、根がついていれば、どこかで
生き返れる、でしょう?
今? 今は草になるのも難しい時代だなあ。

森の植物を眺めながら歩いていると、たくましさに
心打たれ、「時」について改めて考えたりします。
コメント
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