立春近くになると地元では もち米の粉で造った「雲平」(うんぺい)というお菓子が出回ります
このお菓子はもち米を焼いて粉にして焼味甚(やきみじん)にし
上白砂糖とでんぷんを加えて練り上げて
赤、黄、緑の食紅を加えてコスモス・アヤメ等の絵柄を金太郎飴を作る要領で作られているお菓子です
このお菓子を見かけると寒くても春が近い事を実感します
先日地元のテレビが製造工程を実況しておりましたが
一から手作りの手のかかるお菓子でルーツはお雛様の時などの飾り菓子であったそうです
長野県の坂北村には古くから「やしょうま」というお米の粉で作った
お釈迦様へのお供えがあります
作り方は全く同じですが「やしょうま」には味は付いておらず
焼いたり 電子レンジでやわらかくして砂糖醤油でいただきます
信州の極寒の時期に この色鮮やかなお菓子や食品に出会うと
心がほっと暖かくなり春を感じます
安曇野の道の駅で売られていた「やしょうま」