気が付けば湖岸のウォーキング道の桜やニシキギが大分色付いてきました。
春先、桜の沢山の芽吹きには、限りなく希望を託しますが
1枚ずつ増える紅葉は長~い冬を連想させて少々幽愁があります。
現在、私の周辺は、夏と秋が混在しています。
ムクゲ(アオイ科フヨウ属)の生け垣では未だ沢山の花が咲いており
1日花なので、どの花姿も美しいです。
ムクゲは芙蓉と良く似た花ですが、ネットで
白地に底紅のムクゲは茶人宗旦が好んで茶花に使った事から
「宗旦ムクゲ」とも呼ばれて居ます。
ムクゲを写して居ましたら、ホソミノオツネントンボが花弁にとまりました。
オツネントンボ類はこの華奢な成虫のまま
極寒の信州の冬を越す事から『越年トンボ』と呼ばれて居ます。
ムクゲの垣根で冬を越す場所を偵察にやって来たのかも知れません。
目を凝らさないと見つけられない綺麗な糸トンボです。
糸トンボを追って居て、とてもラッキーな事に
同じアオイ科のゼニバアオイ・別名ハイアオイを見つけました!
1㎝位の極小の花です。
沢山咲いているムクゲと対比してみました。
如何に小さな花かお分かり頂けると思います。
ゼニバアオイは丸い葉が地面を這って居ます。
葉が綺麗なので、雑草には見えない植物ですが刈り取られる事が多く
例年出会えるとは限りません。
ニシキウツギ(スイカズラ科)は初夏に、垣根一杯に花を咲かせて居ました。
現在は殆ど花が終わって名残花です。
最初白い花が咲き、咲き進むと紅色に変色して行きます。
垣根の傍にはアキノノゲシが花を咲かせていますが
既に飛び立つ準備をしている種子も見られます。
偶然ですが花枝の先端にトンボが止まって居ます。
イヌゴマ(シソ科)は群生するので直ぐに草刈の対象になって居ます。
アキアカネ(?)
このモミジは紅葉ではありません。
剪定されたモミジの木から逞しく胴吹して居る新芽です。