この棘に包まれた実は何だか判りますか?
湖岸に繁茂しているアレチウリです。
棘だらけの実は1㎝位の大きさで、幾つか固まって実になって居ます。
アレチウリは日本の侵略的外来種ワースト100 に指定されており
管理されて居ない場所では限りなく繁茂しています。
雌雄同株で雌花は薬玉の様に固まって咲き
横から見ると花弁の下に子房が在るのが雌花です。
雌花を上から覗いてみると頭柱が3つ見えます。
オバナは花枝から平らに花を咲かせています。
オバナの花脈も頭柱の模様もアップすると美しいです。
上の写真のアレチウリが絡んでいる花はオオハンゴンソウ(キク科)で
環境省指定の特定外来植物になっています。
湖岸清掃のボランティア活動で駆除に当たっていますが
繁殖力が強いので壊滅させるのは難しい植物です。
茂って居ます。
ハリエンジュも難駆除雑木、侵略的外来種 になっており
河川から運ばれた種が湖岸で繁殖したに違いありません。
ほっそりと咲いているキクイモは特定外来植物ではありません。
キクイモの花の向こうに見える白い点々はダイダギの群れです。
菱の原はダイサギにとっては安全地帯ですから
目で追っただけでも、ざっと20羽以上集合しています。
先日、湖岸を通りかかった際、偶然、菱刈の作業を見る事が出来ました。
ドロブネが菱を刈り取った重機の様な菱刈機に近付いて来て
刈り取った菱をドロブネに移しています。
山盛りに菱を積んだドロブネは岸に向かって運んで行きます。
見ていると、何艘かのドロブネが、ピストン輸送して
刈り取られた菱を湖岸に運んでいます。
陸に運ばれた菱は乾燥して肥料に再生されると聞いています。
菱刈機が通り過ぎる度、ダイサギが舞い立っています。
ドロブネ
一部、菱が除去された場所にもダイサギがやって来ていました。
大繁茂している菱は刈り取っても刈り取っても繁茂して
夏場は湖面がすっきりと見えた事が無い気がします。
菱を全面撤去する事は至難の業でしょうから
ダイサギの群れにとっては、安全地帯が確保されて居ます。