心の風景

晴耕雨読を夢見る初老の雑記帳

音楽器博物館

2006-10-22 10:52:18 | Weblog
 半袖では少し肌寒さを感じるこの頃ですが、今朝は愛犬ゴンタの朝のお散歩をすませると、NHKFMの「20世紀の名演奏」をBGM替りに聴きながら、静かな秋の休日を楽しんでいます。今日のテーマは「日本人演奏家たちの20世紀~往年の名ピアニスト安川加壽子」でした。先々週はハワイに、先週は国内の出張が重なり、その間にもややこしい仕事が山積ですから、どうも落ち着きません。意識的に、散漫になった「こころの糸」をぐっと引き戻そうとしている我に気づきます。
 ところで先週は3日間、静岡県浜松市に出かけていました。いつも新幹線で通過するだけのこの街に降りたのは初めてでした。浜松といえば鰻(美味しかった)、いや楽器の街で有名ですが、11月に開催される「浜松国際ピアノコンクール」のポスターが目につきました。ちょうど出張中、私が宿泊するホテルに隣接するアクトシティ浜松大ホールでは、コンサートの審査委員長を務めるピアニスト中村紘子さんのコンサートも開かれていました。
 仕事の合間に、浜松市音楽器博物館を覗いてきました。浜松は日本で初めて国産のピアノを作った街ですが、パンフレットには「世界の楽器を同じ目線で平等に展示し、楽器を通して人間の生活や考え方を紹介し、楽器の楽しさを知っていただくのが、この博物館の大きな役目」とありました。鍵盤楽器コーナーはもとより、日本、アジア、オセアニア、アメリカ、アフリカ、ヨーロッパと世界各国の楽器が、その変遷とともに掲出され、要所要所でその演奏をビデオ等で楽しむことができます。弦楽器ひとつ例にとっても、各国さまざまな形式があって、それが奏でる音の世界もさまざま。同じ目線で、それらを見つめると、人類共通の「こころ」を垣間見ることができそうです。あまり多くの時間を割くことはできませんでしたが、なにか不思議な体験をいたしました。
 そうそう博物館のお土産ショップでアンティーク調の小さな蓄音機を見つけました。ニッパー君のお相手にちょうど良いと思い買って帰りました。さっそくニッパー君と一緒に写真撮影です。

浜松市音楽器博物館にご関心をお持ちの方はつぎのサイトをご覧ください。
http://www.gakkihaku.jp/jyousetu/index.html

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