きょうは午後、大学時代に所属していたクラブの同窓会に出席してきました。何年かに一回はご案内をいただくのですが、もうひとつ足が進まず、今回は半強制的なご案内をいただいたので、卒業後初めての、実に33年ぶりの再会となりました。
会場となった大学の講義室に顔を出すと、何人かの方々が見覚えのある雰囲気を漂わせていらっしゃる。一人ひとりにご挨拶をしながら、古き良き時代を懐かしんだものです。それにしても、人間って、基本的な部分は、それほど大きく変わることがないのだと、つくづく思いました。
ところで、自己紹介のとき、妙な視線を感じました。私の斜め後ろで、時々私を見つめてニコニコしているご婦人がいらっしゃいました。振り返るわけにもいかず、それでいて本当に気になる存在でした。私が自己紹介を終えて、そして何人かが終わってその方の番。...旧姓のお名前を聞いて驚きました。すぐに後ろを振り向きました。すると彼女が、笑顔で私に合図をしてくれました。そう、学生時代の後半を極めて近くで過ごした彼女でした。事情があって、その後互いの道を選択したのですが、その彼女が相変わらずの笑顔で私を見つめている。実に33年ぶりの再会でした。聞けば彼女も、卒業後初めての出席でした。偶然とはいえ、私にとっては劇的な再会でした。
会合のあと、学生時代に入り浸った喫茶店に向かいました。もちろん、そんな店は既にありません。付近のお店で互いの近況報告をいたしました。「お子さんは何人?」「3人」「わたしは4人」「頑張ったんだ」「そう、頑張ったのよ」.....。それぞれの道を歩み、それぞれの幸せを見つけて、それでも、過去は過去として決して忘れない。私たちも、そんな年代になったんだと思いました。お互いに、学生時代を忘れようと突っ張って生きてきた33年間。やっと、ここに来て、大人になった。過去は過去として見つめることのできる心の余裕ができたということなのでしょう。
私たちには、記憶を消し去ってしまいたいことはたくさんあります。でも、パソコンでもあるまいし、クリックひとつで消去できるわけがありません。それが人間の性なのです。それならいっそ、それはそれとして真正面から受け止め、いまの自分というものを見つめることの大切さを大事にしたい。改めて思いました。
会場となった大学の講義室に顔を出すと、何人かの方々が見覚えのある雰囲気を漂わせていらっしゃる。一人ひとりにご挨拶をしながら、古き良き時代を懐かしんだものです。それにしても、人間って、基本的な部分は、それほど大きく変わることがないのだと、つくづく思いました。
ところで、自己紹介のとき、妙な視線を感じました。私の斜め後ろで、時々私を見つめてニコニコしているご婦人がいらっしゃいました。振り返るわけにもいかず、それでいて本当に気になる存在でした。私が自己紹介を終えて、そして何人かが終わってその方の番。...旧姓のお名前を聞いて驚きました。すぐに後ろを振り向きました。すると彼女が、笑顔で私に合図をしてくれました。そう、学生時代の後半を極めて近くで過ごした彼女でした。事情があって、その後互いの道を選択したのですが、その彼女が相変わらずの笑顔で私を見つめている。実に33年ぶりの再会でした。聞けば彼女も、卒業後初めての出席でした。偶然とはいえ、私にとっては劇的な再会でした。
会合のあと、学生時代に入り浸った喫茶店に向かいました。もちろん、そんな店は既にありません。付近のお店で互いの近況報告をいたしました。「お子さんは何人?」「3人」「わたしは4人」「頑張ったんだ」「そう、頑張ったのよ」.....。それぞれの道を歩み、それぞれの幸せを見つけて、それでも、過去は過去として決して忘れない。私たちも、そんな年代になったんだと思いました。お互いに、学生時代を忘れようと突っ張って生きてきた33年間。やっと、ここに来て、大人になった。過去は過去として見つめることのできる心の余裕ができたということなのでしょう。
私たちには、記憶を消し去ってしまいたいことはたくさんあります。でも、パソコンでもあるまいし、クリックひとつで消去できるわけがありません。それが人間の性なのです。それならいっそ、それはそれとして真正面から受け止め、いまの自分というものを見つめることの大切さを大事にしたい。改めて思いました。