先週、梅雨入りを心配する時期になったと綴ったその週に、なんと例年より早く梅雨入り宣言がありました。例のごとく、部屋の窓を開けて眠っていたら、真夜中にサーという静かな音が....。夢現のなかで、起きる気力もなく、雨音とともに深い眠りに落ちていきました。
それでも、ここ数日は雨も降らず、日によっては真夏を思わせる陽ざしが肌を刺します。そんな休日の朝、庭をみると草がぼうぼう、畑の一画に植えたピーマンやミニトマトには青い実がたくさん付いています。ブロッコリーも、そろそろ食べ頃かもしれません。クレソンは、もう花が咲いています。孫次男君が大好きなミニニンジンは、2回目の種蒔きで早や10センチほどに育っています。野菜づくり初心者の私ですが、量より種類を楽しんでいます。
そうそう、広島出張の際は、気になる鳩の雛の成長です。仕事を終えて宿所に入り暗闇のなかをカーテン越しに覗いてみると、母親の懐ですやすやお休みでした。翌朝、親鳥がお出かけの時間を見計らって、そっと窓を開けて覗いてみました。3羽かと思っていましたが、よく見ると2羽でした。その2羽の雛がじっと私を見つめていました。この子らも、いずれ広い広い空に舞っていくことでしょう。
鳩と言えば、先日、公園沿いの広い会議室で会議をしている最中に、ドーンという大きな音がしました。大きな窓に鳩が衝突した音でした。あまりにも綺麗な窓ガラスに鳩さんは無防備だったんでしょう。軽い脳振盪を起こしたご様子でした。ご用心、ご用心。
ところで先日、枕元で小林秀雄講演CDを聴いていたら、私と同じ年代の頃の講演録がありました。比較すること自体失礼な話ですが、同じ年代でありながら、こうも違うものかと.....。思考の深さ、幅広さはさすがです。古今亭志ん生ばりの喋りに、ついつい聞き入ってしまいました。それに比べて私なんぞ足元にも及ばない。子供みたいなもんです。私も時々、講話をすることがありますが、あとで録音データをいただくと、いったい何が言いたいんだ、と思うことが多々あって、途中で聞くのを止めてしまいます。人の心を掴むお話しというのは、なかなか難しいものです。
先日、某社から周年祝いの記念品として文庫本サイズの本革ブックカバーをいただきました。本屋さんの紙カバーで十分と思っていましたが、読みかけの「ダンス・ダンス・ダンス」(下)を入れてみると、なんとなく手触りがよくて、ついつい文庫に手が出る、そんな気持ちになりました。単純というべきか、実は意外とモノに左右される人間なのかもしれません。これもまた真なり、ということにしておきましょう。
昨日は、六甲の中腹のとあるレストランで姪の結婚披露宴があって、出かけていました。晴天なら、神戸の夜景を一望できる所にありましたが、近畿地方は夕方から薄らと小雨が舞っていたので、残念ながら夜景を楽しむことはできませんでした。
タイトルのわりに、梅雨のことをふれずに終わりました。きょうは曇り空です。庭のお掃除でもして過ごしましょう。