心の風景

晴耕雨読を夢見る初老の雑記帳

秋にひと息

2015-11-07 23:32:05 | Weblog

 11月1日の日曜日、プラハ国立歌劇場演じるヴェルディの歌劇「椿姫」を観に行きました。 ヴィオレッタ役はテジレ・ランカトーレ、アルフレッド役はアレシュ・ブリスツェインでした。久しぶりの歌劇でしたが、フェスティバルホールに響く豊かな歌唱力に酔いしれました。 このフェスティバルホールは、大阪・中之島にあります。地下鉄淀屋橋駅を降りて、土佐堀川沿いを歩いて5分ほどのところです。そのフェスティバルホールの対岸に聳えるのが大同生命大阪本社ビルです。NHKの朝ドラ「あさが来た」に登場する加島屋が昔あった場所です。その頃、広岡浅子がこの界隈を闊歩していたかと思うと、これもまた楽しいものです。来週の土曜日は、この大同生命ビルで、ナカノシマ大学講座「広岡浅子の引力と土佐堀川」(講師:玉岡かおる)があります。

 そうそう、週の半ばに大阪商工会議所に立ち寄った際、その玄関口に、これまた朝ドラに登場する五代友厚の銅像が立っていました。このブログでは、以前、北浜の証券取引所前の銅像を掲載しましたが、大阪にある五代のもうひとつの銅像がこれです。
 ところできょうは、孫君二人がお泊りにやってきています。SEの父親は忙しくて土日も仕事、母親は子育てに目処が立ったので社会復帰の動き。というわけで、この土日、二人の面倒を見ることになりました。孫次男君は親元を離れて初めてのお泊りとあって、やや緊張気味です。まずはひらかたパーク遊園地にお連れして、気持ちを和らげることから始めました。安心したのか、夜も8時頃になるとお休みでしたから手間はかかりませんが、老夫婦には疲れがどっと出てしまいます。
 この遊園地は園芸会社を併設していて、四季折々に様々な草花を楽しむことができます。孫君たちが乗り物やアスレチック広場で遊び疲れたあとは、今はさかりと花咲くバラ園を見て回りました。孫君たちも立ち止まっては「きれい」を連発していました。
 この遊園地ではその昔、秋になると大々的な菊人形展が催され、京阪神地区から多くの客が押し寄せて賑わっていました。しかし、菊師の高齢化が進み、いつの頃からか途絶えました。ところが帰りがけに「菊人形回顧展」という小さな看板を見つけました。さっそく覗いてみました。
 中に入ってみると、規模は小さいながら昔懐かしい菊人形が出迎えてくれました。かつては大催事場にたくさんの菊人形が飾ってありましたが、菊師の技とはいえ一体ずつ手入れをしていくのはたいへんだったのでしょう。人手もいります。でも、なんとか繋いでいってほしいものです。
 きょうのブログ更新は、これでおしまい。疲れもあって写真中心の構成になってしまいました。美しい草花の写真はおいおいこのブログで紹介していくことにいたしましょう。 

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