心の風景

晴耕雨読を夢見る初老の雑記帳

連休前半は古本祭り

2016-04-30 22:46:07 | 古本フェア

 ゴールデンウィークを迎えました。この時期を旧暦では「穀雨(こくう)」と言います。穀物の成長に欠かせない雨が降ることの意味ですが、そういえばここ数日、雨が降ったりやんだりしています。急に冷え込んだり、温かくなったり。右往左往しながら「立夏」を迎えます。我が家のお庭では、クレマチスやシランの花が咲き始め、レモンやスダチの花にはアゲハチョウが舞っています。 さてさて、昨日からゴンタ爺さんと二人で結構楽しく暮らしています。初日は家内手作りの冷凍食品で済ませましたが、さすがに2日目になるとなんとも味気なく、今夜は近所の居酒屋で息抜きをしました。(笑)
 この連休に思い立ったのは部屋の模様替えです。無造作に置かれたLPレコードを真新しいレコードラックに配架し、ステレオの位置を変えたり、要らなくなったものを捨てたりで、なかなかの重労働でした。
 改めてLPレコードの多さに驚きましたが、私の整理法はいたって単純です。まずは入手するたびにレコードに番号を振って、番号順にラックに並べます。同時にエクセルに番号、曲目、作曲家、演奏家を入力します。できあがったリストをもとに、作曲家あるいは演奏家で検索して聴きたいレコードを探します。あとは番号を頼りにラックからレコードを取り出すだけです。デジタル音源と違ってひと手間増えますが、アナログらしい楽しさがあります。(笑)
 ところで、連休初日の昨日は、関西古書研究会主催の「春の大古本祭り」に行ってきました。場所は四天王寺さん。地下鉄谷町線の四天王寺前夕陽ケ丘駅を降りて徒歩5分のところにあります。なんと、西大門の門前では、「ちんどん通信社」さんの賑やかなお囃子が大古本祭りを盛り上げていました。ちんどん屋さんにお目にかかるなんて何年ぶりでしょう。SNSの時代、こんなところにアナログの世界が頑張っています。
 この日手にしたのは、以前から探していたケヴィン・バザーナ著「グレン・グールド演奏術」。定価4200円のところ2000円でのご購入でした。このほか、谷川俊太郎と内田義彦の対談「言葉と科学と音楽と」。さっそく、書名が気になった「対談」から読み始めています。
 明日5月1日は、平安神宮界隈にある京都・みやこメッセで開かれる京都古書研究会主催の「春の古書大即売会」も覗いてきます。こちらは規模も大きく、すべてのお店を見るのに相当な時間がかかりそうですが、ゴンタ爺さんのことが気になるので、「2時間」という時間制限をつけて見て回ることにいたします。なんともお気軽な話ではありますが......。   

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