心の風景

晴耕雨読を夢見る初老の雑記帳

愛犬ゴンタの命日に思う

2018-07-05 13:35:04 | 愛犬ゴンタ

 地震がひと段落ついたと思ったら、台風7号がやってきました。きのう温帯低気圧に変わったのに、きょうは朝から大雨警報や洪水警報が発令され、お隣の市では避難勧告の地域も。落ち着かいな日々が続きます。
 そんなある日、東京在住の知人から大阪北部地震に対するお見舞いのお葉書をいただきました。私よりずいぶん年配のその方は、ワープロを嫌い、便りはいつも万年筆の手書きです。そんなお葉書をいただくと、ほっこり温かい気持ちになります。やはり手書きって良いですね。文字の向こうに書き手の心を感じます。
 そう言う私は、手書きが全くダメなのです。元々、左利きだったところを右利きに強制的に変えようとしたためでしょうか、漢字の書き順は滅茶苦茶です。そのうえパソコンを使い始めて以来、筆をもつ機会が激減しています。鉛筆をもつのはカレッジの講義のときのメモ書き程度。メモ書きだから、書いた本人しか読めない。家内からも読解不能と言われてしまいます(-_-;)。だからよけいに手書きの書面をいただくとほっとします。
 基本的に字を書くのは右手、投げるのは左手です。キーボードに向かうようになると、まさに両手を使っての動作になります。水彩画教室で、両手で筆や鉛筆を操っていると、先生から「器用ねえ」と感心されますが、さあてどうなんでしょうね(笑)。

 雨の日は、いつまでもだらだらと綴ってしまいますが、そろそろ前置きはこのぐらいにします。きのう7月4日は愛犬ゴンタの命日でした。リタイアが目前に迫った2016年7月4日、在職中お世話になった方と一献傾けていた夜、愛犬ゴンタは亡くなりました。16歳と8カ月でした。実は先日、その時のお店とそう遠くないところにある小料理屋で、知人と久しぶりに呑み語らいました。なんとも皮肉なものですが、あっという間に2年が経ってしまいました。(下の写真は、以前ある方からプレゼントいただいた愛犬ゴンタの絵です)
 最近、カレッジに向かう京橋駅のコンコースで、里親を募る動物愛護団体のブースの前で立ち止まることがあります。でも、この歳になると、改めて別のワン君との出会いに躊躇してしまいます。それでも、朝、お散歩をしていると、ゴンタに似たワン君に出会うことがあります。「あっ」と思いながらよく見ると、やはり違います。ゴンタではありません。でも、歩く後ろ姿がなんとも愛らしく、いつまでも見つめていることがあります。やはり愛犬ゴンタは、私にとって大きな存在だったことがわかります。
 そういえば先日、ソフトバンクのCMで初代の「お父さん」役を演じていたカイくんが亡くなりました。ゴンタと同じ16歳だったとか。ご冥福をお祈りします。CMでカイくんの表情に惹かれ、仕事帰りにソフトバンクのお店でストラップを買って帰ったこともありました(笑)。流石にスマホにつける勇気はありませんので、部屋に飾っているだけですが、クンクンと匂いを確かめ、怪訝な表情で私を見つめるゴンタがいました......。(下のカイくんの写真はソフトバンクのHPから借用したものです)

 身近にいるもう一人のワン君は、ビクターのニッパー君です。こちらは置物です。四天王寺の骨董市で見つけました。ほかに、ニッパー君の写真を印刷したLPレコードのジャケットもあり、こちらは額に入れて飾っています。先日、京都のアンティークフェアでは、ニッパー君のキーホルダーまで見つけてしまいました。
 こう考えてみると、最近はモノとしてのワン君からいくばくかの癒しをいただいている私に気づきます。これを良しとするかどうか。判断の分かれるところです。いずれにしても、長い人生のひとコマを、ゴロウ、ペロ、ゴンタと3人のワン君と生活を共にできたのは幸せでした。おそらく、お空のどこかで「まだかなあ」と待っていることでしょうよ。

 さて、話は変わりますが、去年の秋、海外旅行の直前に愛用のミラーレスデジカメ(LUMIX DMC-GM1K)の電源スイッチが壊れたため、急きょ、CANONのデジカメに切り替えました。その後、LUMIXの方は引き出しの奥にしまい込んだままでしたが、先日、大阪駅前のグランフロント大阪南館にLUMIXを修理してくれる拠点「ルミックスステーション大阪」があるのを発見しました。急ぎ故障機を持ち込んだところ、数日後に部品交換と各種の点検をしていただいたうえで戻ってきました。費用は七千円ほどでした。
 このLUMIX、実は4年前のバレンタインデーに、家内からチョコレートの代わりにいただいたもので、相応の思い入れがあります。これからは、2台のデジカメをうまく使い分けていくことになります。といっても、私のカメラはブログを中心とした記録のためのツールですけれど.......(笑)。

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