心の風景

晴耕雨読を夢見る初老の雑記帳

梅雨明けを心待ちに静かに過ごす日々

2023-07-09 20:01:46 | Weblog

  先日、朝のお散歩でお不動さんの境内を歩いていたら、どこからともなく蝉の声が聞こえてきました。まだ、真夏のような元気さはありませんが、7月も半ば、これから喧しいほどの鳴き声が境内に充満するのでしょう。きっと。
 先週は、NPOの関係で大阪教育大学柏原キャンパスにおじゃましました。駅前から歩いて5分ほどの所にある正門を入ると、それから延々と続くエスカレーターに乗って、お山の上のキャンパスに向かいます。登り詰めたところから大阪平野を望むと、遠くにぼんやりとあべのハルカスや大阪城あたりを望むことができます。
 かつて都市部にある大学が一斉に校外に移転した時期がありました。この大学もそうなんでしょう。創立150年を迎える歴史ある教育大学のキャンパスには、まだウグイスが鳴いています。「イノシシに注意」の看板もありました。都会の誘惑から離れた大自然の中で大学生活を謳歌している若者たちを羨ましくも思ったものでした。
 雨が降ったり止んだりと落ち着きのない日々が続いています。庭先では、春先の一番花が終わっていったん枯れたクレマチスがまたもや復活、大きな花を広げています。長い冬の間に枯れてしまったと思っていた熱帯果樹パッションフルーツも、気温の上昇とともに急成長、大きな実をつけ始めました。
 そうそう、昨年、一心寺の境内で拾ったジャカランダの種から育てた苗木ですが、1年経ってこんなに大きくなりました。でも、タネから育てた実生苗の場合、人の腕の太さぐらい幹が大きくならないと花が咲かないとも言われます。気が遠くなる年月がかかりそうですが気長に待つことにいたしましょう。開花まで生きながらえることができるかどうかは分かりませんが。
 2週間前に収穫して陰干しにしていたドクダミ、ヨモギ、ミントの葉っぱがちょうど良い具合に乾燥したので、きょうハサミで刻んで瓶に収めました。手元にある「健康茶のおいしい飲み方」によれば、ドクダミ茶は「便秘、下痢、動脈硬化の予防」、ヨモギ茶は「体調を整えるざまざまな効果がある」と記されています。ミントもいろんな効用があります。基本的に煎じていただくことになります。
 子どもの頃、川で遊んでいて怪我をして出血したときに、近くの茂みからヨモギの葉を摘んで揉んで患部を押さえていると血が止まるのは何度か経験したことがあります。ものの本によれば、ヨモギの葉に含まれる精油が、健胃、腹痛、貧血、冷え性、神経痛、リウマチ、ストレス、心臓病、強壮に効果があるとも記されていますが、本当かなあ。
 いずれにしても、医薬品に幾ばくかの不信感をもつ私は、この歳になると妙に漢方やら自然の薬草に頼ってしまいます。身体に馴染んでいるからなのでしょうか。花粉症に悩まされたことは一度もありませんし、大病を経験したこともありません。我が家の庭には、アロエ、ウコン、シソ、ショウガ、ユキノシタ、タンポポ、そして幾種類かのハーブたちがいます。複雑な化学式で作られたお薬よりも私の身体には馴染んでいるような気がしないではありません。科学的な根拠はありませんが(笑)。
 
 今日の午後、横浜の次男君からLINEが届きました。4月に幼稚園に通い始めた孫娘を連れてお盆に帰ってくるのだとか。ちょうどNPOの仕事の繁忙期の間(はざま)にあたるのでウエルカムですが、この夏のお出かけは難しくなりました。先延ばしになりそうです。

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