きのうは2センチほどの氷に覆われていた水鉢も、今朝は緩んで見えます。日曜日、快晴の朝を迎えました。愛犬ゴンタと朝のお散歩にでかけると、ふんわりと白いものが舞い降りてきました。晴れているのに雪?と思いながら両手ですくい上げると、温かそうな小鳥の羽毛が2枚。おそらくついさっきまで小鳥さんを寒さから守っていただろう羽毛です。でも、もう小鳥さんの姿はありませんでした。きょうは舘野泉さんの演奏で「北の調べ~フィンランド・ピアノ名曲集」を聴きながらブログ更新を楽しんでいます。
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ところで、週末の夜、愛犬ゴンタを連れてお散歩にでかけました。寒い寒い夜のこと、厚いオーバーで身を包んで、首にはマフラーを巻いての出立ちです。街をぐるりと回って帰る時、私の前を小動物が2匹突然現れました。街の人気者、狸さんでした。私の姿を確認すると、一目散に走っていきました。夫婦?それとも親子?それとも子狸?2匹とも丸々と太っていました。いったい、この寒い冬に何を食べているんでしょうか。なにはともあれ元気な姿に出会うのは嬉しいものです。
なにやら取りとめのない書き出しですが、きょうは珍しく何も浮かんできません。年度末を控えてこの時期、心の余裕に陰りがみえてきたのかもしれません。こんなときは、最近目にした本の話でお茶を濁すしかありません。
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Ipadを使い始めてから、時間潰しにアプリ「i文庫HD」で青空文庫を読むことがあります。先日来読んでいるのが南方熊楠の「神社合祀に関する意見」です。熊野の森を守るために、南方は当時の政府がすすめていた神社合祀に身体を張って反対運動を行いました。投獄までされました。南方は、「エコロギー(生態学)」を世に問うた、我が国におけるエコロジーの先駆者ともいうべき存在で、その彼の思いがこの著作からひしひしと伝わってきます。
つい数時間前まで職場で泥々しい課題に思い悩んでいた私が、すぅっと空間移動して和歌山は熊野の山裾に立っているような、そんな心もちにしてくれます。そのうち、現実の悩みがあまりにも小さなものに思えてきて、いつのまにか裃を脱いで冷静さを取り戻している自分に気づくことも。降り立った新大阪駅でぶらり書店に足を向けると、「別冊太陽(日本の心192)」が目にとまりました。今号のテーマは『南方熊楠』です。自分の考えがふらつくとき、南方の本を読むと自分の足元が見えてくる。拘って拘って生きてきた熊楠の姿に心ときめく.....。
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そうそう、書き忘れていました。お正月明けに、家内ご愛用のPCが起動しなくなりました。やっとのことでデータはUSBに移しましたが、もう寿命です。思い切って新調することにしました。そのとき、お店の方に薦められたのがYahooBB光フレッツ。3万円キャッシュバックの言葉に魅せられて、ついつい契約することに。そんなわけで、1月末をもって、パソコン通信の時代からお世話になっていたSANNETとお別れをしました。
出張中にNTTの工事が完了していて、さてインターネットにどう接続するのか。週末の夜は悪戦苦闘でした。やっと繋がったのは夜中の2時過ぎでした。無線LANはもちろんスマートフォンやIpadのWi-Fi設定まですべて完了です。60を過ぎてのセッティングはなかなか大変です。理屈よりも試行錯誤。いろいろ試しながら手順を踏んでいくという意味で「当てずっぽう」的な作業になってしまいました。
ひょっとしたら私の人生、すべて「当てずっぽう」的な人生だったかしらん???そこに南方熊楠的「拘り」が加わったら、だったら、鬼に金棒だったのかもしれません。とうとう私も、「たら・れば」を宣う年齢になってしまった?ご用心、ご用心。
【写真説明】
上:庭の片隅にある水鉢は家内のお手製です。小さなカニさんまでお手製で、孫たちの人気者です。
中:別冊太陽の表紙です。南方熊楠の若き日の肖像が表紙を飾っています。
下:別冊太陽のグラビア頁です。下図は、南方が研究しつづけた粘菌類の写真です。
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ところで、週末の夜、愛犬ゴンタを連れてお散歩にでかけました。寒い寒い夜のこと、厚いオーバーで身を包んで、首にはマフラーを巻いての出立ちです。街をぐるりと回って帰る時、私の前を小動物が2匹突然現れました。街の人気者、狸さんでした。私の姿を確認すると、一目散に走っていきました。夫婦?それとも親子?それとも子狸?2匹とも丸々と太っていました。いったい、この寒い冬に何を食べているんでしょうか。なにはともあれ元気な姿に出会うのは嬉しいものです。
なにやら取りとめのない書き出しですが、きょうは珍しく何も浮かんできません。年度末を控えてこの時期、心の余裕に陰りがみえてきたのかもしれません。こんなときは、最近目にした本の話でお茶を濁すしかありません。
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Ipadを使い始めてから、時間潰しにアプリ「i文庫HD」で青空文庫を読むことがあります。先日来読んでいるのが南方熊楠の「神社合祀に関する意見」です。熊野の森を守るために、南方は当時の政府がすすめていた神社合祀に身体を張って反対運動を行いました。投獄までされました。南方は、「エコロギー(生態学)」を世に問うた、我が国におけるエコロジーの先駆者ともいうべき存在で、その彼の思いがこの著作からひしひしと伝わってきます。
つい数時間前まで職場で泥々しい課題に思い悩んでいた私が、すぅっと空間移動して和歌山は熊野の山裾に立っているような、そんな心もちにしてくれます。そのうち、現実の悩みがあまりにも小さなものに思えてきて、いつのまにか裃を脱いで冷静さを取り戻している自分に気づくことも。降り立った新大阪駅でぶらり書店に足を向けると、「別冊太陽(日本の心192)」が目にとまりました。今号のテーマは『南方熊楠』です。自分の考えがふらつくとき、南方の本を読むと自分の足元が見えてくる。拘って拘って生きてきた熊楠の姿に心ときめく.....。
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そうそう、書き忘れていました。お正月明けに、家内ご愛用のPCが起動しなくなりました。やっとのことでデータはUSBに移しましたが、もう寿命です。思い切って新調することにしました。そのとき、お店の方に薦められたのがYahooBB光フレッツ。3万円キャッシュバックの言葉に魅せられて、ついつい契約することに。そんなわけで、1月末をもって、パソコン通信の時代からお世話になっていたSANNETとお別れをしました。
出張中にNTTの工事が完了していて、さてインターネットにどう接続するのか。週末の夜は悪戦苦闘でした。やっと繋がったのは夜中の2時過ぎでした。無線LANはもちろんスマートフォンやIpadのWi-Fi設定まですべて完了です。60を過ぎてのセッティングはなかなか大変です。理屈よりも試行錯誤。いろいろ試しながら手順を踏んでいくという意味で「当てずっぽう」的な作業になってしまいました。
ひょっとしたら私の人生、すべて「当てずっぽう」的な人生だったかしらん???そこに南方熊楠的「拘り」が加わったら、だったら、鬼に金棒だったのかもしれません。とうとう私も、「たら・れば」を宣う年齢になってしまった?ご用心、ご用心。
【写真説明】
上:庭の片隅にある水鉢は家内のお手製です。小さなカニさんまでお手製で、孫たちの人気者です。
中:別冊太陽の表紙です。南方熊楠の若き日の肖像が表紙を飾っています。
下:別冊太陽のグラビア頁です。下図は、南方が研究しつづけた粘菌類の写真です。
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