あと1カ月もすれば開花するのでしょうか。庭の片隅のクリスマスローズが今年もすくすくと成長しています。昨年の晩春、近所の園芸店で買ったル―セブラックという名の苗も、濃紺の蕾を大きく膨らませて期待が広がります。クリスマスローズは、イギリス、ヨーロッパ中部、地中海沿岸からバルカン半島、小アジア辺りに自生しているのだそうですが、寒い冬の季節に成長を始め春先に開花する変わり者です。そのぶん、暑い夏は日陰でお休みです。
さて、日曜日の朝はPCの前に座ってブログの更新です。きょうは珍しく鮫島有美子さんのCD「日本の四季をうたう」を聴いています。「朧月夜」「花」「花の街」「からたちの花」....どれも大好きな曲ですが、きょうは吉丸一昌作詞、中田章作曲の「早春賦」をご紹介します。解説によればこの曲は「梅の蕾もまだ固い時、本格的な春の訪れを待ちわびる気持ちを≪春告げ鳥≫の鶯に託している」のだそうです。まだまだ寒さは続きますが、快晴の朝を迎えて納得です。ご参考までに歌詞全文を掲載しておきましょう。
春は名のみの 風の寒さや
谷の鶯 歌は思えど
時にあらずと 声も立てず
時にあらずと 声も立てず
氷融け去り 葦は角ぐむ
さては時ぞと 思うあやにく
今日も昨日も 雪の空
今日も昨日も 雪の空
春と聞かねば 知らでありしを
聞けば急かるる 胸の思いを
いかにせよとの この頃か
いかにせよとの この頃か
さて、続いて何を書こうかと思案して...。先日PCの中で見つけた過去のHPの残骸から、14年前のちょうどこの時期に掲載した記事を読み返してみました。
★パソコンを用いて情報を活用していると思っていた自分が、パソコンに操られていたとしたら、どんなに悲しいことでしょう。久しぶりに野中郁次郎先生の言葉に接して、反省することしきりです。詳しくは「私のパソコン活用法」コーナーへ。ひさしぶりにコーヒーブレイクにも、ほろ酔い気分でコメントを加えさせていただきました。(1998.2.11)
★職場の情報化というものは難しいものですね。仕事には「夢」がないと前進がありません。情報化を負担に思うようになったらおしまいです。何のための情報化なの?夢があって熱意があって初めて情報化は成功します。当分、情報投資はお預けにしましょうよ。ああ、悪循環になってしまうけど、仕方ないか。遊びじゃないんだから。(1998.2.22)
★日曜日、快晴。久しぶりに庭掃除をしていたら、昨年末に植え替えたバラの芽が動きだしているのを見つけました。ラベンダーは花芽が大きく伸びて、フリージアの花芽も例年より早く頭をもたげています。庭のあちらこちらで生命の動きを感じました。もう「春」なんですね。ああ...、仕事の春はもう少しお預けですが、日だまりの中でひとときの春を楽しみました。(1998.3.8)
1998年と言えば働き盛りの47歳、人事の仕事をしていた頃です。職場にPCが定着し始めた時期でしょうか。個人的にもPC歴2年目。見よう見まねでPCを駆使していました。
そういえば先日、視界不良に陥った状況を打開するために、久しぶりにマインドマップ(XMind Pro)を使いました。真新しいシートに、浮かんでくるものを次々と書き出していくと、硬直した脳の中身が透けて見えてきます。プロジェクターを使って投影しながら、今度は仲間と一緒に無い知恵を絞る。こんな共同作業をしていると、お互い何を考えているのかが見えてくるから一石二鳥、楽しい時間を過ごしました。PCを道具として操るとは、まさにこのことです。14年前の危惧が少し和らいだかも。
きのうは久ぶりに温かな陽の光につつまれました。愛犬ゴンタも、陽だまりでお昼寝でした。お気軽なものです。季節の移ろい、時の移ろい、心の移ろい、......。政治の世界はマイナスのスパイラルに歯止めがかかりませんが、どっこい庶民の生活は一進一退を繰り返しながら、強かに前を向いています。
早春賦、そろそろ春の足音が聞こえてきそうです。少しぐらい寒くても、ここいらへんで厚い厚いオーバーを脱ぎ捨てて、全身で外気を受けとめることにいたしましょう。
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