この春から、土曜日の午前、某大学の公開講座「経営学特論」を聴講することにしました。その第一講が昨日ありました。学者と実務家によるオムニバス形式の講義ですが、このあたりでいちど体系的に頭の整理をしておくにはもってこいのプログラムです。とは言え、講義が終わると職場に一目散。土曜日だというのに昨日の午後は夕刻までにふたつの会議をこなす過密ぶりでした。そんなわけで、週末に楽しみにしている中古レコード店に寄り道することができなかったので、近所のビデオショップでケン・ラッセル監督の『マーラー』を借りてきて週末の夜長を楽しみました。
わたしがマーラーに初めて出会ったのは高校1年生の頃でした。最初はあまり好きになれなかった交響曲第4番をずいぶん長い間、引きずって歩いていた記憶があります。大学に進学すると、大学紛争の真っ只中でした。見るもの聞くもの新しいものばかり。でも、心のどこかに隙間風のようなものを感じながら過ごした大学生活でした。「行け行けどんどん」の裏側で、時代への不安感、焦燥感が見え隠れし、一方では幼稚性への回帰、純粋世界への憧れ、自然回帰を意識していく。そんな、なんとも捉えようのない私の心に冷静さを呼び戻してくれる曲。それが、私にとってのグスタフ・マーラーの世界でした...。
ちなみに、公開講座「経営学特論」のサブタイトルは『元気の出る経営学』でした。教授方と何気なくお話をさせていただいた際に思いついた、私の思いを汲んで命名していただきました。これもまた楽し。肩の力を抜いて物事を眺めれば、また別の新しい世界が見えてきます。生きることの楽しさを思います。今朝は、ズービン・メータ指揮のマーラー「交響曲第3番ニ短調」を聴きながら記事を書きました。
わたしがマーラーに初めて出会ったのは高校1年生の頃でした。最初はあまり好きになれなかった交響曲第4番をずいぶん長い間、引きずって歩いていた記憶があります。大学に進学すると、大学紛争の真っ只中でした。見るもの聞くもの新しいものばかり。でも、心のどこかに隙間風のようなものを感じながら過ごした大学生活でした。「行け行けどんどん」の裏側で、時代への不安感、焦燥感が見え隠れし、一方では幼稚性への回帰、純粋世界への憧れ、自然回帰を意識していく。そんな、なんとも捉えようのない私の心に冷静さを呼び戻してくれる曲。それが、私にとってのグスタフ・マーラーの世界でした...。
ちなみに、公開講座「経営学特論」のサブタイトルは『元気の出る経営学』でした。教授方と何気なくお話をさせていただいた際に思いついた、私の思いを汲んで命名していただきました。これもまた楽し。肩の力を抜いて物事を眺めれば、また別の新しい世界が見えてきます。生きることの楽しさを思います。今朝は、ズービン・メータ指揮のマーラー「交響曲第3番ニ短調」を聴きながら記事を書きました。
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