松の内が明けて、2025年もいよいよ本格稼働と言ったところでしょうか。現役を退いて9年目を迎えた私は、新年早々、恒例の健康診断を受けてきました。脳ドック(頭部MRI+MRA検査+AI認知予防検査)+癌検診(肺癌+胃癌+大腸癌)+聴力検査+眼底検査です。いずれも今後の健康寿命を占うものばかりです(笑)。
病院の帰りに図書館に寄って6冊ほど本を借りました。大半は奥様のリクエストですが、推理小説がお好きなよう。人気作家の本棚を何枚か写真に撮ってLINEで送り、借りたい本を選んでもらいます。家に帰ると待ってましたとばかりに読み始める奥様でしたが、いつの間にかお眠りでした(笑)。それにしても最近の図書貸出システムって凄いですねえ。貸出カードをかざして冊数を入力すれば自動的に借りる本の情報がずらり。
私はと言えば、年末に本棚を整理した際に山積みしておいた本をせっせと段ボール2箱に詰め、ブックオフにネットで集荷のお願いをしました。さらっと目を通しただけの本は、とりあえずお引き取り願いました。これで本棚もすっきり。乱読を終え何となくテーマ(関心)が絞られてきているようです。これも終活の一環なんでしょう。きっと。
さて、昨日から京都講座の新学期が始まりました。午前は一般教養講座に耳を傾け、午後は水彩画教室、謡曲同好会と続く長い一日でした。お正月休みの課題「土佐堀川沿いの中之島公園」をもって出かけました。先生からは「もう少しメリハリをつけよう」「川の色はもう少し濃くても良くない?」など何点かご指摘をいただきました。今後さらにブラッシュアップして仕上げて行きます。(左利きなので絵筆はいつも左に置いています)
謡曲の方は「巴」が終わってひと区切り。ケーキ屋さんで夕方遅くまで反省会をしました。次回の課題曲は「東北(とうぼく)」です。謡本によれば、都の東北院に咲く梅の花にまつわるお話しで、ワキは旅の僧、シテは梅の精(和泉式部の霊)。手許には、三宅秔一著「節の精解~よくわかる節の手引き」と藤波紫雪著「お謡ひ稽古の手引」がありますが、理屈よりも先ずは「聴くこと」そして「真似ること」。当面、YouTubeで探した曲を何度も何度も聴きながら、梅の精の思いに近づきたいと思っています。
前置きが長くなってしまいました。本日最後のテーマは「五六市」です(^^♪。
昨年11月、NHK「ブラタモリ=東海道五十七次の旅」が三夜連続で放映され、その録画を先日見ました。江戸と京都をつなぐ東海道五十三次は良く知られていますが、京都からさらに大坂までの伏見、淀、枚方、守口の4つの宿場を加え「五十七次」としていたことが紹介されていました。
五十六番目の宿場町として紹介された「枚方宿(ひらかたじゅく)」は、京都伏見と大坂八軒家(天満橋)を結ぶ淀川水運の中継地で、本陣・旅館・船宿や職人・商人の町屋が軒を並べ宿場町として賑わったと言います。その枚方宿界隈で、毎月第二日曜日に「五六市」が開かれているというので出かけてみました。
街道沿いの至る所で、手づくりの店、こだわりの店が並びます。一番お客が集まっていたのは、なんと野菜を売るお店でした。昨今キャベツひと玉が600円にもなる時節がら、葉物野菜が一袋100円、白菜半分200円、カボチャ1個250円と格安だったので、我が家もついつい並んでカゴに一杯のお野菜を買いました。その運び役は私??(笑)。
江戸時代に宿屋を営み淀川三十石船の船待ち宿としても繁盛したという「鍵屋」さんにも立ち寄ってみました。街道沿いには所々に低層階のビルや近代的な住居も新築され、景観的にはやや影が薄くはなっていますが、地域の皆さんで歴史的な街並みの保存に努めていらっしゃいました。残したい風景のひとつです。
帰り際、駅に置いてあった京阪電車沿線情報誌「K PRESS」を手に取ると、京阪沿線魅力再発見2025「ぶらり街道めぐり~祈りの道編」と題する歴史講座の案内が掲載されていました。帰りの電車の中で、3月講座「京街道から東海道へ~大坂・枚方から大津へ」の受講を申し込みました。
こんな調子で、今年もあっちにふらふら、こっちにふらふら。気の向くままに徘徊する1年になりそうです。
« 『能』の観劇で始まった20... | トップ |
最新の画像[もっと見る]
- 年の初めの脳ドック、新学期、そして枚方宿「五六市」散策 4日前
- 年の初めの脳ドック、新学期、そして枚方宿「五六市」散策 4日前
- 年の初めの脳ドック、新学期、そして枚方宿「五六市」散策 4日前
- 年の初めの脳ドック、新学期、そして枚方宿「五六市」散策 4日前
- 年の初めの脳ドック、新学期、そして枚方宿「五六市」散策 4日前
- 『能』の観劇で始まった2025年 2週間前
- 『能』の観劇で始まった2025年 2週間前
- 『能』の観劇で始まった2025年 2週間前
- 『能』の観劇で始まった2025年 2週間前
- 『能』の観劇で始まった2025年 2週間前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます