心の風景

晴耕雨読を夢見る初老の雑記帳

ワルティ堂島の閉店

2010-12-12 08:42:45 | Weblog
 きのう土曜日は、いつものとおり午前中職場に顔を出して翌週の準備を済ませると、久しぶりに大阪・梅田界隈におでかけでした。お目当ては、年内で休店するJAZZ&クラシック音楽専門店「ワルティ堂島」さんです。大阪駅前第一ビルの地下、JR北新地駅から少し歩いた所にあります。秋になって休店宣言をされて、12月は全品50%オフの在庫一掃セールなのでした。愛好家としては、嬉しいやら悲しいやら複雑な気持ちです。この夏閉店したHMV天満橋店に次いでの大型店の店じまいとなりました。

 お店の棚には、もう4分の1しかCDがありません。11月(30%オフ)からセールをやっていたようですから、相応の品は人の手に渡ったのでしょう。でも、根気よく探していると、ありました、ありました。孤高のピアニスト、グレン・グールドのCDです。「イマージュ」「シェーンベルク作品集」「R.シュトラウス:オフェーリア」「シルヴァー・ジュビリ・アルバム」など。すべて2枚組で、一部はLPレコードとも重複しますが、それでも手が動いてしまいました。店員さんにお願いして、これらのCDが入っていたグールドの写真満載の紙箱(写真中央)もちゃっかりいただいて帰りました。

 この日はこれで終わりませんでした。帰り道になんとなく立ち寄った古本店で、オットー・フリードリック著「グレン・グールドの生涯」(宮沢淳一訳)が、なんと2,500円(定価4,800円)で並んでいたのです。こちらもいただきました。とにもかくにも、師走を迎え仕事の方向性もほぼ見えてきた気安さからか、グールドの世界に浸った週末となりました。もちろん、昨夜は夜遅くまで私の部屋にはグールドのピアノが鳴っていました。

 ところで、先日、甲府にいる長男君から家内に「どうやら二人目ができたらしい」との電話がありました。母親が少し体調をくずしているとも。つわりなのでしょう。1人目のときもそうでした。年末を迎えて長男君も仕事が忙しく、1歳を過ぎた娘の面倒をみていられないらしい。すると俄然、お祖母さんの出番です。明後日から1週間ほど子守りにでかけることになりました。
 ですから、今週は10カ月ぶりに独身生活を謳歌することになります。幸い、2月に起きた家内の骨折入院の時期と違い、今は年末です。毎日のように忘年会が続きます。食事の心配はなし。唯一、愛犬ゴンタのお散歩だけは欠かせませんが、星の輝く冬の夜のお散歩は苦にはなりません。そういえば、ちょうど1年前、金星探査機「あかつき」に搭載されたプレートに私も名前を刻んでいただいたのでした。「貴方の星の旅人になる」と。でも残念ながら遠い宇宙に飛んでいってしまいました.....。
 昨晩、家内と話し合ったのですが、実は今週の土曜日、私も1泊2日の日程で山梨県甲府市に出かけることにしました。長男君宅はこの夏、引っ越しをしたようですから、物見遊山といったところでしょうか。近くの温泉宿を予約して親子水入らずの年末のひとときを過ごすことにしました。もう少しゆっくり滞在したいところですが、週明けの月曜日には重要な会議があります。その他やたら行事が目白押しです。残念ながらトンボ返りになります。
 そんな次第で次回のブログ更新は、おそらく23日の祝日になるだろうと思います。だんだん忙しなくなってきました。2010年も、あと20日ほどです。
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