心の風景

晴耕雨読を夢見る初老の雑記帳

春の古本祭は「西行」

2023-05-02 11:30:10 | Weblog

 このところ雨が降ったと思ったら初夏のような陽気になったりで落ち着きませんが、今日は爽やかな朝を迎えました。晴れ渡った青空のもといつものように朝のお散歩にでかけると、街の風景は一気に若葉に覆われていました。気持ち良くウォーキングを楽しむことができました。
 この時季、雨が降った翌日は、庭の木々も一斉に若葉が茂ります。昨日は伸び放題になっているモミジを剪定しました。このモミジ、40年ほど前に田舎の庭にあった子どもを連れて帰ったものです。我が家の庭にも慣れて静かに四季の移り変わりを楽しんでいます。

 さてさて、待ちに待った春の古本祭に出かけてきました。今回の選書のテーマは「西行」です。東北やら四国に旅した際に西行の足跡にであったことがありますが、和歌に馴染みのない私にとっては別世界の人。その後、白洲正子の「西行」に出会い、能「西行桜」を観て、その人となりに淡い関心を寄せていました。今回、もう少し知っておきたい人物にランクインした次第です。

 「決然と世を捨て、歌の道を突き進んだ西行。孤独を生きる力にして詠んだ渾身の和歌は、乱世の無常を通じて、不滅の芸術となった。謎多き天才歌人の生涯に新たな光を当てる」。これは古本祭で買った別冊太陽「西行」の表紙に記された言葉です。テーマは「捨てて生きる」。なんとなく意味深な、そして興味をそそる雰囲気を漂わせています。「花にあこがれ花に狂う」「私の好きな西行の歌」「西行の生涯」に分かれ、写真と文章で西行の世界に迫っています。
 春の古本祭で私が出会ったのは、別冊太陽のほか、饗庭孝男著「西行」、辻邦生著「西行花伝」、辻井喬著「西行桜」。他に佐和隆研著「空海の軌跡」。私には和歌の基礎的な素養がないので、Amazonkindle(電子図書)でその入門編も(笑)。

 このところ、まさしく晴耕雨読を実践しています。時間が経つのがなんと早いことか。庭ではクレマチスが咲き終わり、レモンやピラカンサの花が咲き始めました。以前植えておいたトマトも順調に育っています。昨日は種蒔きもしました。なにわの伝統野菜の種、昨年青森の棟方志功記念館に行った際にいただいたハマナスの種などなど。これから夏にかけて目が離せなくなります。
 明日は、東京の長男君一家が三々五々やってきます。というのは、塾に通っている子は母親と一緒に別行動。夜遅く到着です。第一陣の子たちの希望を聞くと、京都を「観光旅行」がしたいとか。というわけで、明日はまず京都の観光案内をしてからになります。それを聞いた在阪の孫次男君から「京都に連れてって~」とのLINE。なにやら騒々しいGWになりそうな予感がします。

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