初秋の奥武蔵練習会

奥武蔵は、もう秋の風が吹いていました。ただし、海抜600m以上のところでは、ですが。

秋田の100kmに出場するハヤジュンさんから「また奥武蔵、やりましょう。」とお誘いがあったのですが、企画してみたら奥武蔵好きさんが8人も集まりました。本番レースは1ヶ月前に終わっているのに。
大江戸飛脚会からは、いつものオリーブさん、ハヤジュンさん、KINOPPY、カーニーの奥武蔵ウルトラ組に初登場のミナトン。でも彼も5年くらい前に１回奥武蔵ウルトラを完走しているんだよね。
激走トレーニング組からは、もはやレギュラーメンバーになった感があるＴ村さんと初登場のＮ山さん、それに加えコデラーノさんがサポートカー付きで応援に来てくれました。


今日のスタートは西武秩父線の吾野駅。
いつもの東武越生線東毛呂駅に比べ、何にもありません。いきなり里山の風景が広がります。


1kmも行かないうちに上り坂、水車のある家があります。


急坂にあえぐこと30分、海抜515mの顔振峠到着、小休止。
今日は暑いけど湿度が低い？8月1日のレースの日に比べるとかなり走りやすいです。


さらに上を目指します。


高山不動到着。


不動茶屋の看板にも蔦が絡まり、何かスタジオジブリの映像みたいになっちゃってます。
この茶屋も、5年くらい前までは営業してたんですけどね。
今は売切れだらけの自販機が２つだけ。
この先の刈場坂峠のりんどう茶屋も、2年前にきれいさっぱり無くなりましたし。
夏場に走る自分たちにとって、貴重な水場、休憩場だったんですけど。
いずこも高齢化、後継者難ですかね。


高山不動から刈場坂峠までは一番奥武蔵らしい道、もう秋の風が吹いていました。
緑のトンネルを抜けたところが刈場坂峠、海抜818m、本日の折返し地点。


片道約16kmのランニングでした。
秋津島（蜻蛉洲）とはよくいったもので、刈場坂峠にはたくさんのトンボが舞っていました。
一昔前までは日本のいたるところで見られた風景だったのでしょう。


さて、下りますか。
涼しかったので、気合が入りすぎました。
高山不動までで、早や足を使ってしまいました。


高度が下がるにつれて、季節も夏に戻ります。
気持も切れて、顔振峠でカキ氷。
平九郎茶屋のおばさん、「あら久しぶり、しばらく来ないで何してたの。」って、東中野ムーンロードのスナックじゃないんだから。
私は8月1日の奥武蔵ウルトラマラソンを走りきるために6月、7月と試走に来ていたわけで、レースが終われば、来年まで来る必要はないわけで。
でも、紅葉の季節にでも、また来てもいいかな。

吾野駅前に戻ると、温度計は35度という、ありえない数字になっていました。

ホームコースの奥武蔵で、患っていた「走りたくない病」もちょっと癒えてきたみたい。
コデラーノさん、応援、サポートありがとうございました。

本日の走行距離：32km
今月の走行距離：53km