ブラスカル

元マラソンランナーですが、今や加齢と故障でお散歩専門、ブラタモリっぽく街歩きをしています。

ムズングの病気

2020-05-04 07:54:02 | コロナウィルス
高校の同級生でWEB飲み会をやった時の話題。仕事で年の半分くらいケニアに滞在してた友人によれば、コロナ肺炎は、ケニアでは「ムズングの病気」と呼ばれているそうだ。
現地のことばでムズングとは白人のこと。ちなみに日本人もムズングと呼ばれるそうで、要は自分たちのように肌が黒くない外国人を指すスラングだそうだ。

ところで、このムズングということばには、揶揄、蔑視のニュアンスがあるらしい。
一つは、飛行機に乗って外国に行くことなど考えられない現地の人にとっての金持ちのよそ者というニュアンス、そしてもう一つは、自分たちと違ってひ弱な人というニュアンス。
思えば人類(ホモ・サピエンス)発祥の地はアフリカ、それが、この地で生活できなかった人が北に逃れ、長い年月のうちに漂泊されて白人や黄色人種になって全世界に広がった。

ケニアの一般的な人が住む住居には手を洗う水道もなければ、石鹸もない。間違いなくオーバーシュートが起きてもおかしくない環境なのに、なぜか起きていない。そんな状況に、ケニアの人々は、「あれは弱い白人のかかる病気だから俺たちは大丈夫」そんな自信を抱いているそうな。

そういわれてみると、日本も、オーバーシュートが起きそうで起きていない。武漢を除く中国でも、韓国や台湾でも、欧米のようなオーバーシュートは起きていない。
医療体制の十分でないアフリカで感染爆発が起きれば、人類とコロナとの戦いは確実に長期化してする。まだまだ謎だらけのこのウイルスが、本当にムズングの病気であればなーと思ってしまう。
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