先日書いた戸田薫さんのCD、Rogetの演奏は作品1のソナタ集で、6曲全てがほぼ完全な
教会ソナタ形式(緩急緩急の4楽章)。
いつものIMSLPには作品3のソナタ集もアップしてあって、こっちはかなり自由な室内ソナタ。
室内ソナタっていうのは、組曲とほぼ同じで(プレリュード)、アルマンド、クーラント、サラバンド、
(メヌエット、ブーレ、ガボット等々)、ジーグのパターンが多い。
Rogetの室内ソナタは舞曲の配置が自由で、さすがフランス人(なのかな)、タンブーランや
ミュゼットが混じっていて、大変楽しい。
ただ、横笛かヴァイオリンを想定して書かれているので、最低音はDまで出てくる。
私はこの道ウン十年、最低音をFにして演奏するのは慣れているけど、相方のTさんにそれを強いるのは
ちょっと非道。
現代譜は出版されていないようなので、短三度上げの譜面を書くか。