Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

ポルトガルの旅 (18) アルヴォー(Alvor)

2010-11-04 11:54:22 | キャンパーヨーロッパ 2010年



ラーゴスから30Kmほどスペインよりのキャンプサイトを見つけた。このサイトにはインターネットがなく、このブログも書けなかったが料金が一泊18ユーロ(これでもアイルランドよりは安い)、3日以上になると25%引きになる。一週間以上だと半額になるがあまり長い間インターネットから離れたくない。結局3泊することにした。
ポルトガルの南はアルガーヴエ州でこの州は冬も気温が高く、いたるところに実るオレンジやレモンの畑、椰子の並木でどこの町でもヨーロッパからのホリディ客のためのホテルやレストランが多い。真っ白のアパートやヴィラが林立しているけれども住民は少ないようだ。
アルヴォーの町まで歩いて1km、長い砂浜としっかりした堤防に囲まれた小さな港が在る。この港はまったく漁船用で、ラーゴスのようなヨットハーバーを持たない。この辺りはイセエビの産地らしく港には海老を取る籠がいたるところに積み上げられていた。




町の通りにはお土産店やワイン、ポートショップが多く、アイルランドのバーが一軒在った。小さな街角の広場に昼間から酔っ払っているアイルランドのおじいさんが3人大声で話している。ラーゴスの金物店で見つけた小さなコンロに炭で火を起こし、魚市場で買ったいわしの炭焼き。これはここへ来るまでの夢だった。新鮮な鰯や鯵はこのような海辺じゃないと楽しめない。



晴天のお昼、パンを買おうと出かけ、途中から気が変わって郊外へ散歩に出かけた。小粒のオリーブがびっしりなっている見捨てられた大木や、黄色の花の咲き乱れる野原を歩き回り、テントで屋根を築いたような立派な農家を見つけた。前庭には手入れされたオレンジの木々がきれいに並び、垣根の周囲は色とりどりのブーゲンビリヤ、大きな番犬が2頭見張りをしている。右上の写真はその近くで見つけたプードルで一匹は泥水の中で遊んだらしく、汚れに汚れ決して近寄って欲しくない有様。兄弟のようなよく似たのが来るのを待って2匹で私の後をつけてきた。



町のあちこちに見られるゴミ箱、ここポルトガルでもリサイクルが盛んになってきたらしく、ゴミ箱もいろいろな種類分けになっている。サイトからずいぶん離れたアルヴォーの町外れに着き、町を通って帰る途中、見かけたイギリス人の一団はパントマイムにでも出演するのかにぎやかに通り過ぎた。カメラを向けると,”オイ、撮影の時間だ”と叫んで立ち止まりポーズ。おかしい人たちだった。




キャンプサイトはこじんまりしていて、英国キャンパーが数台、オランダ人夫妻が隣人だった。一組の英国人夫妻は明日から一ヶ月マデイラ島へホリディに行くという。キャラバンをどこかに預けて、ランドローバーをフェリーで運ぶそうだ。フェリーポートがフェロー辺りに在るらしい。

コメント
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