ライン出版編集部

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ライン(rein)出版編集長の日常と雑感

桃美会 南画展

2012-09-20 22:59:06 | Weblog
大泉学園のゆめりあギャラリーで22日まで開かれています。

今年は、みなさんの同一モチーフが蟹。
いろいろなカニさんがいて楽しいですよ。

先生は毎日会場にいらしているそうです。
画像左の方。

先生を訪ねてこられる方々のなんと多いことか!
ご人徳ですね。

「先生の筆は魔法のよう」とお弟子さんが言うように
あれよあれよという間に見事な絵になっていくのが不思議でなりません。

サッササッサ、チョンチョン、サーッと、
いとも簡単そうに軽々と描かれるのに。

素晴らしい先生には素晴らしいお弟子さんがついて
桃美会もますます発展しそうです。


林忠彦作品展「小説のふるさと」

2012-09-20 22:39:07 | Weblog
http://www.jcii-cameramuseum.jp/photosalon/photo-exhibition/2012/20120904.html


という写真展を鑑賞。

 今回の作品展では、「小説のふるさと」と題して、
1957年に発行された林氏の初めての写真集『小説のふるさと』より、
川端康成の『伊豆の踊り子』、志賀直哉の『暗夜行路』、三島由紀夫の『潮騒』など、
日本を代表する文豪たちの書いた名作の舞台を写した作品群をご覧いただきます。

 文士シリーズが撮られたのが終戦直後の1946年からで、
その丁度10年後に「小説のふるさと」は撮られました。
1956年の一年間『婦人公論』に連載され、
上記の他に石坂洋二郎『若い人』、梅崎春生『桜島』、椎名麟三『美しい女』、
壺井栄『二十四の瞳』、谷崎潤一郎『月と狂言師』など、12の文学作品を取り上げ、
舞台となった土地を訪ねて撮影しています。
その当時、「男を撮れば林忠彦」と謳われ、
文士シリーズを撮り終えていた氏が力を入れた仕事ということもあって、
小説のあらすじに忠実になるよう、
見た人がイメージを損なわず違和感無く入り込めるような風景やモデルを写しだし、
より一層小説のイメージを作りだすのに一役買っています。

(JCIIフォトサロンのホームページより)


林先生には大昔お目にかかってお話ししたことがあるのでとても懐かしい。

このような大先生であることを改めて思い知ったのと
被写体の無名の方々の表情が実に豊かだったことなど
さまざまな感慨のよぎる展覧会でした。

文学のお好きな方ならご覧になるとよろしいかと。

よき時代の反映…。