福島県の子どもは伝記といったら真っ先に読むのが野口英世でした。
1000円札になっている人物ですから、今では知らない人はいないほどの有名人です。
磐梯山の麓にある猪苗代駅前には母シカとのレリーフがあります。
その母は、自分の不注意で火傷をさせてしまった彼を必死で勉学の道へと導きました。
その結果、研究者となっていくわけですが、海外で研究を続ける息子に会うことが
ままならなくなり、
「はやくきてくたされ、はやくきてくたされ、はやくきてくたされ…」と手紙に記すほど
会いたい気持ちはつのるのです。
世界で活躍すればするほど、歓びと寂しさは反比例。
親とは悲しいものです。
見守り、祈るしかないのですものね。
シカさんも拝んでいると書いてます。