ライン出版編集部

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ライン(rein)出版編集長の日常と雑感

終わった人

2018-06-14 22:23:43 | Weblog
公開初日に観てきた。
早期に原作を読んでいた連れが
映画化を知るや「見に行こう」と。

付き合いで行った割には
日常と重なる部分がいくつかあって刺激をもらった。

定年退職になって主人公がボーっとテレビを見ているシーン。
いきなりスクリーンのテレビが「大泉学園からの中継です」という。
「ええっ?」
そしたら見慣れた都民農園のこの店が大きく映し出されたのだ。

いつも予約でいっぱい、
だから一度しか行ったことがない。
都民農園のサミットにお買い物に行く人なら
この映画見てもいいかなって思う。
とても身近に感じられるから。

舞台が主人公のふるさと盛岡に転じると、
岩手山、北上川などが出てくる。
取材で駆け巡った数年前のことがよみがえる。

賢治も啄木も登場する。
石神井公園ふるさと文化館分室の『宮沢賢治ー友情のかたち』展が
7月1日まで開催だから、まだ間に合う。

ほかには元勤めていた会社のロゴマークも画面にくっきり。

ストーリーよりもそんなことに気づけたのがおもしろかった。

ところで定年を経験していない主婦の私は
終わった人なのか、終われない人なのか?