浮かない顔
というより暗い
暗いというより鬱である
他人を拒否しシャッターを押してしまっている顔
全身を包む暗愁にはなぜか見覚えがあった
……(中略)……
彼の視線を辿れば
そこに 夕富士
あたりいちめん葡萄酒色に染めながら
折しも陽は富士の左肩に沈むところ
武蔵野にあるこの駅から見て
富士の右肩に陽が沈むようになれば
だんだん春もほぐれてくるのだった
……(後略)…
この一編の詩はちょうど今頃の季節を詠ったものではなかろうか。
「武蔵野にあるこの駅」とは
西武池袋線の保谷駅だと思う。
保谷に住んだ詩人は
みごとにこの季節を表現した。
『青年』と題する詩のなかで。
「暗愁」といえば五木寛之氏の講演を思い出す。
主題が「暗愁」だった。
でも、この青年は五木さんではないだろう。
というより暗い
暗いというより鬱である
他人を拒否しシャッターを押してしまっている顔
全身を包む暗愁にはなぜか見覚えがあった
……(中略)……
彼の視線を辿れば
そこに 夕富士
あたりいちめん葡萄酒色に染めながら
折しも陽は富士の左肩に沈むところ
武蔵野にあるこの駅から見て
富士の右肩に陽が沈むようになれば
だんだん春もほぐれてくるのだった
……(後略)…
この一編の詩はちょうど今頃の季節を詠ったものではなかろうか。
「武蔵野にあるこの駅」とは
西武池袋線の保谷駅だと思う。
保谷に住んだ詩人は
みごとにこの季節を表現した。
『青年』と題する詩のなかで。
「暗愁」といえば五木寛之氏の講演を思い出す。
主題が「暗愁」だった。
でも、この青年は五木さんではないだろう。
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