ライン出版編集部

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ライン(rein)出版編集長の日常と雑感

物語の中の私

2011-09-06 09:40:20 | Weblog
というお題は、ハーメルンにしました。

ネズミを駆除してくれたらお礼する…
という約束をハーメルンの人が守らなかったばかりに
ネズミどころか子どもまで町からいなくなってしまった
というストーリー。

笛吹き男の物悲しいメロディーに
子どもたちがついて行ってしまうのです。

絵の中なかにはreinもおりまする。
無邪気にピースなんかして。

似たようなことを池袋で体験したことがあるので
思い出しながら描きました。

東口駅前の横断歩道を渡っているとき
ティッシュのボックスを一箱渡されました。
ポケットティッシュじゃなく、箱ですよ!
そして配っていたお兄さんの指差すところ、
人だかりのしているところへ。

するとそこではひざの痛みや肩の凝りなどに効くという
遠赤外線とやらのグッズの説明をしていました。
3000円以上もするんだけどみなさんにタダであげます、
でも路上で配ると法に触れるので(警察が来ます)
ある場所まで誘導しますから
先頭の旗を見失わないようについてきてください。

周りを見ればおじいさんおばあさんばかり。
添乗員のような若いお姉さんの掲げる旗についてゾロゾロ移動を始めました。
ここは取材者精神を発揮して、と。

この様子がハーメルンの物語を思い起こさせたのでした。

で、あるビルの3階にある部屋へ案内するといわれ
エレベーターの前に立ったとき、初めて身の危険を感じました。

で、そーっと列から抜け出して…

お年寄りたちはその後どうなったかは知りません。
無事だったことを祈るばかり。

ティッシュを渡す段階で騙しやすい人を選別していたのかもしれないなと
あとになって理解しました。

間抜けなおばさんの顛末は
ハーメルンに似たり。