aspettare

イタリア語で 待つ、、、
どうってことないけど発音が好き、、、

上高地からの、、、撤退

2024-07-26 11:31:00 | 登山
八ヶ岳に行ってからの翌週。
指定していたお休みがあり行きたかったお山もキャンセル。
で、どうしようかと、、、。
どうせならテント泊しよう!と。
南アルプスか北アルプスへ、、、。
春に行きたかったけど休みが合わずに行けなかった上高地へ行こう!
高山病に悩まない徳澤園でテン泊して蝶ヶ岳へ日帰りで行こうと思いました。
4日もお休みがあるので、1日目に徳澤へ、2日目に蝶ヶ岳へ、3日目にもう一泊してのんびり帰って来ようと思いました。


車を駐車したら運良くすぐにバスが来ました。
上高地行きのバスに乗ります。


今日は最高のお天気です。
夏休み最初の週なので、観光客も多いです。


梓川左岸道は工事中で右岸道しか通ることが出来ません。


遠回りしながら進みます。


眺めも良し

ザックは16キロくらい、ストックいるかと思いましたが、平坦な道ではストック無しの方がブレずに歩けました。
てか、ストック慣れて無いからねー。
少しずつ、これから使える様にしていこうと思います。

明神橋が見えて来ました。


橋を渡って。

ここで少し休憩します。


また一時間程歩きます。


景色に癒やされますね〜。


そして徳澤園に着きました。
隣でテントの受付します。

何処に張ろうかウロウロしていたら男性の方がやって来られました。
その方は手慣れたものでささっと場所を確保して敷物だけ出して寝っ転がっていました。

一生懸命テント取り出してワチャワチャしてる私を見ていたようで、
「探しているのはこれでは無いですか?」
大きな石を渡してくれました。
丁度テントのペグを出している所でしたので、助かりました。
ここは場所によっては小石が多いのか打ちにくい場所もありました。
すぐに刺さる所ばかりでは無いですね。

男性の方はベテランさんのようで、こんな人がそばに居て下さると心強いですね。

そして男性の方、「相当山やっていますね〜。持ってる物が本格的ですもん〜。」
私、「いえ、それほどでも、、、。山小屋ばかりで。」
「テント泊もこうして山では初めてなんです。」
まあ、持ち物はトライアンドエラーの繰り返しで、今はもう不動の愛用品ばかりですけどね。


頑張って立てたマイテントと北アルプスの景色。

実はこの後3回位色々と訳あって引っ越ししました。笑
「初日でもう3回も練習出来ました。」と笑いながらそれを話してたら男性の方
「3回も張っただけあって、もう角度とか張り方完璧じゃないですか〜」


テント張ってからは男性の様に寝っ転がってボーっと空を流れる雲見てました
そんな時間、子供の頃依頼じゃないかな〜、、、。
楽しいね。

と、お腹が空いて来たので徳澤園でピザを食べに行きました。
カレーも美味しそうでしたが、夕飯の一日カレーにしようと思っていたので、またいつか、、、。


丁度お昼時とあって、すごく混んでいて高齢のご夫婦が「ここ良いですか?」と相席になりました。
お二人はカレーの大盛りで、先に来た私のピザを見て
「ピザも美味しそうだね〜」とお二人で、、、。
仲の良い事、、、。笑


その後、登山口の確認をしに行きました。

テン場迄戻ると続々とテントを張りに人が来てました。
学生さん達が多かったです。
私の前にも何処か大学の部活の生徒さん達と顧問の先生が来てました。
時折突風が吹いてましたが、なんと、私の真横にテントが一張飛んで来ました!
周りからきゃー、わ~の声がしたと思ったら真横に私と私のテントめがけて飛んできた。
自分のテントを守らなきゃと片手で飛んできたテントを止めましたよ。
なのに、そのテント顧問の先生のテントなのですが、すぐ横なのに飛んでった事に全然気づいていなくて、一人の生徒さんが飛んできて「すみません」と持って行かれました。
大丈夫か?顧問の先生、、、。と思いましたよ。笑


日中は暑くて、木陰から山を眺める。
以前登った前穂高岳の山頂が良く見えます。
岳沢小屋では高山病も出なくて調子良かったな〜。
あの時はビール迄飲めた。笑


マイテントは快適でした。
テント生活、私は合うみたい。
エアーマットも快適。
まあね、マットも寝袋も主な物はご近所の山ショップのガチ登山のお兄さんがアドバイスして選んで下さったからね。
ぐっすり朝まで起きる事無く眠れました。

が。しかし、、、。
目が覚めて少ししたら大雨と雷、、、、。
予報では、、、。
上高地に入る迄は雨がぱらつくくらいだったのに、なんと前日では雨と強風予想。
今回は予報通り、、、。
てか、急に変わっていますけど、、、。涙
でも、昼頃は風速17メートルとのこと。
突風はその2倍です。

無理ですね〜。
こんなガスガスでは登っていても楽しくないでしょう。
前回の八ヶ岳でもお話したように、山は安全第一。
もはやなんの迷いもありません。
撤退です。
雨が落ち着くのを待ってテントの撤収をしようと思いました。

前日の男性の方はもう片付けて目的地に向かったようでした。
まだ何人か残っていたけど、学生さん達も皆行ったみたい、、、。
凄いですね。この嵐の中を、、、。
で、淡々と雨でぬれたテントを片付けていたら年配の女性の方が「すみません、ちょっといいですか?」と。
私 「はい」
女性「今日はこの後どうされますか?」
私 「私は帰ります。」
と話すとその方、行くかどうしようか迷っていらっしゃるよう。
女性「今日はこんな状態ですと止めた方が良いですかね〜」
私 「はい、今日は1日こんな状態ですし、ここはまだ落ち着いていますが、上は強風だと思います。」
女性「やっぱり行かない方が良いのかな、、、」
私 「どちらに行かれますか?」
女性「北穂高です」
私 「なら尚更止めた方が良いかと、今日は強くて17メートルだそうです、その時の瞬間風速が2倍という事は34メートルなので飛ばされますよ、ましてや岩場ですから遮る物も無いし。」
女性「そうですよね〜」
私 「山はいつでも登れますが、命は一つしか無いですよ」

女性の方はどう見ても70才位だと思います。
若い子ならともかく、そのお年でこんな日に登るなんてと思いました。
八ヶ岳と同じ、遭難してほしく無かったです。
色々と聞くと茨城からで涸沢で知人と合流するとか、でも連絡が取れないと、、、。
この時間からでは登ってももう間に合わないしと、、、。
年を考えたらもう登れるチャンスも少ないしと。
登れるうちに登っておきたい。
趣味は山しか無かったから、もう諦めて他の趣味を見つけたり、観光したりにしようかしらとも思っていますと。
私は慰めもあって「ロープウェイで行ける山だってありますよ」というと、
「そんな山は、、、」って納得出来ないようであった。

この方は登山が本当に好きなんだなと思いました。
止め時を探しいているようなそんな葛藤を持っていらっしゃるんだろうなと思いました。


帰りの道でもずっと強風が吹いていました。
ここでこの天気と風なら上はもっと強風だろうなと、今日は遭難者が出ませんようにと道道祈りながらの帰り道でした。


温泉に到着。
山には登らなかったけど、水分含んで重くなったテントでザックの重さに疲れた〜。


ひらゆの森は何度か訪れましたが、今回は露天風呂に全部入って来ました。
お気に入りの湯船も見つけちゃいました。


駐車場に戻ってもどんより雲に覆われていました。
この日は岐阜を出るまでは高速も雨でした。
名古屋は晴天だよ!

心配で翌日の遭難ニュース見ましたが、遭難者が結構いました。
あの女性の方、登られなかったかな〜
「登る達成感より、私は一つしかない命の方を取ります。」と八ヶ岳より結構熱弁しちゃったな〜。
雨の中で必死にテント片付けながらだったから余計にだったけど。
「あーやって行ってしまう人達は危険な目にあったことがないから分からないんですよ。
突風が吹いたら身体浮きますよ。私は北アルプスの稜線で経験あるから行きません。
沢なら増水もありますよ。
もし、待っていてくれる方がいらっしゃるなら行っては駄目です。その方達の為に。
先週の八ヶ岳も帰りは爆風でしたが、私は無事帰ってこれたのは運が良かったからだと思っています。」
私に似合わず熱弁してしまった、、、。










八ヶ岳へ②

2024-07-26 10:54:00 | 登山
夜中から凄い風の音。
まあ、夜中は爆風あるあるだよねと思っていましたが、朝の起床時も変わらず、、、。
個室の窓から覗くと草が横に大きく揺れています。
強風が止みません。

山の予報は一番確かな有料の予報士さんとWindyをいつも見るのですが、前日の予報ではWindyは曇と雨でしたが風は強く無く、有料の方も時折強い風が吹くでした。
山の天気は分からないものですね。

食事の後、一旦様子見で外に偵察です。
初めて八ヶ岳に登った時、硫黄岳で爆風の為撤退した時と同じデジャヴの様。
でもこの日はあの時とは違い、一人で降りなければなりません。
大丈夫、この日の為にか知らないけれど爆風は経験済み。
何処までの風なら大丈夫か判断出来ます。
今の私ならこの風なら行ける、でも山頂まで行かなけれは文三郎尾根迄行かれない。
取り敢えず、山頂迄行ってみる、途中どうしても駄目だと思ったら引き返そうと思い出発の準備を始めました。

宿泊していた方達からは、何処から降りますか?と聞かれました。
私は予定していたのは文三郎尾根であり、ここが山頂から下るのであれば一番安全でもあるのでここから下ります。と話ました。

他の方達の中には地蔵尾根からが近いからと言われる方もいましたが、「私は止めた方が良いと思います、この風で滑落の危険もあります、登って来たので分かります。」と止めました。
もう一人の方が「でも、あそこは滑落してもズルズルと行くだけだから」と言われ。
私は「突風が吹いたら身体が浮いて持って行かれます、そしたら飛んで行きますよ」と。
大袈裟かも知れませんが、私はここに居る方皆、無事で降りて欲しいと思いしまた。
突風で身体が浮いて恐怖を感じた経験があるからこその思いです。

もう一人、夕飯時に隣同士になったソロの女性は硫黄岳迄縦走して帰ると仰っていましたが、私の会話を聞いて迷っておられました。
稜線は危険かも、硫黄岳の山頂は広くてガスで道迷いがあるかもとだけ伝えました。
私も山のベテランでは無いので、本当の所行けるのかどうかなんて良く分かりません。
でも、自分は生きて絶対に帰る事が優先なので一番の安全を考えます。
山はいつでも行けるし山歩きより命の方が大切。

今日、私の一番のミッションは生きて帰る事、その為の安全策を考える事。
取り敢えず自分の実力の範囲では歩ける、でも山頂から先は風はどれくらいか想像つかない、なので無理なら引き返す。
そして、服装も風の強さを考慮してレイヤリングも考えます。
ウインドブレーカーの方がいましたが、私は絶対ハードシェル一択。



強風の中の一瞬の朝日
この後すぐに雲に隠れてしまいました。

小屋を出てまともに風を受けます。
霧雨も混じっていました。
ガスガスで、風が途切れる場所では少し休んでのまた歩き出します。
北北西の風だったのでまともに当たります。
文三郎尾根分岐迄来ましたが、ガスで先が余り見えず、風が落ち着く所でYAMAPの地図で確認します。
ピストンならGarminで直ぐに分かるし、正確なのに。
そんな時、後ろから声が。
硫黄岳を予定していた彼女が後ろから来ました。
彼女と一緒に降りる方向を確認して、ガスが抜けた時鎖が見えて、降りて行きました。
鎖場迄行けば、思い出した! 以前歩いた道だ。
ここの岩場はそんなに難しくない。
ここさえ降りれば多分風も少しは穏やかになるはず、、、。



最後の岩場まで降りると風が穏やかになりました。
ほっとして一息付いている彼女。
体力は私より若い彼女の方があるでしょうが、岩場は私の方が慣れています。
私の山のスピードは変で、平坦は割りと標準速度で急登はYAMAPの表示が真っ赤になる程早い。笑
なので彼女が無事に付いてこれているか振り返りながら、途中で立ち止まり彼女を待ちながら降りました。
岩場のコース取りも「後ろを安心して歩けた」と言って貰えました。
私の方は一人で迷わずに安心して降りることが出来て、二人で本当に良かったと思った。


分岐迄降りて、ガスガスですが強風も落ち着いて一安心。
私が怖いのは雨より強風です。
樹林帯迄降りれば大丈夫だからと彼女を励ましながら降りました。


何も見えません。

道が平坦になって来ました。


こんな時でもお花ちゃんに励まされ癒やされ。






マムートの階段、歩いてみたかった。笑
初めましてです。

途中で昨日小屋に泊まるはずだった団体さんとお会いしました。
どうも登れなかった方がいらした様で、キャンセルして申し訳ないからと登って来られてました。
昨日は行者小屋に泊まったのでしょうね。


行者小屋が見えて来ました。
もう安心。


美味しいアイスコーヒーを頂きました。
「山なめんなよ」
ほんと、その通りですね。


3年越しで迎えたかった仔。
やっとゲット!
今年はカモシーは白だそうで、ステッカーも手ぬぐいも白です。

ここで彼女とはお別れ、私はこのままゆっくりと美濃戸口迄帰ります。(平坦な道はゆっくり派なので、、、)


途中で出会った鹿さん。
立ち止まってずーっとこちらを見ていました。
知り合いですか?笑
よく見るとお腹の大きな鹿だったので、妊婦さんだったのかな?
またね。


以前、爆風の硫黄岳に登った時も立ち寄った温泉です。
あの時は本当に残念だった。
そして、今の私が居る。


帰りは駒ヶ根SAでは外せない、山始める前からのテッパン、ソースカツサンド。
キャベツが少なくなったなぁ〜。


やっとゲットしたカモシーぬいぐるみ。
この仔が発売されてから、絶対いつか行者小屋へ行こうと決めていた。笑


今回、買いたかった物。
赤岳頂上山荘の限定手ぬぐい。
切り絵で有名な後藤郁子さんの作品。
黒戸尾根の七丈小屋さんでも有名ですよね。
大好きな絵柄です。
絶対欲しかった。
昨年は朝の八ヶ岳、今年は夜の八ヶ岳。
そして、今年は白のカモシーという事で、様々な山に関連した絵が散りばめられていて素敵です。


美濃戸口の駐車場の券はステッカーになっています。
渋いカモシカさん。笑

今回の山行は絶景日和と爆風のガスという極端な2日間でした。
それでも迷わず対処出来たのは、数々の困難を乗り越えられる様にあの日始めた山修行のお陰でした。
色々と山の知識を教えて頂いて、感謝しかありません。

さて、そして今回この他に試したい事もあって色々と考えさせられ、決心した事もありました。
長くなるのでその話はまた次回。

続く〜。




八ヶ岳へ①

2024-07-26 10:44:00 | 登山
7月の中旬、欲しい訳でも無かった4連休がありました。
職場のシフト作りをしているので大抵皆の希望休を入れて、余った部分に自分を割り当てたら4連休になってしまった、、、。
ので、お天気と相談して何処か山へ行こう!と。
試したい事もあったので、、、。
しかし、、、前半は雨マークの大荒れ模様、後半で晴れそう、、、と言う事で頭に浮かんだのはやっぱり大好きなお山、八ヶ岳へ!
3年越しでどうしても連れて帰ってきたい仔がいる!
どうせならずっと麓のホテルから憧れて見上げてた、あの山小屋「赤岳頂上山荘」へ泊まろうと決めました。

コースは美濃戸口から行者小屋へ、そこからまだ歩いていない地蔵尾根を登り山頂へ、帰りは余裕があれば阿弥陀岳へ登り行者小屋経由で美濃戸口迄戻る計画にしました。


長い林道の始まりです。




行者小屋なので南沢から行きます。


幾度か渡渉がありますが、橋が架かって歩きやすいです。


少し不安な橋も、、、。


森林の中を抜けると途中から開けた場所に出ました。
あれは大同心かな?


見えてきた〜。

着きました。
やっとこれた〜。
ずっと来たかった小屋です。


会いたかったカモシー。
帰りにまた来るね!

そしてここで大休止とヘルメット着用準備して、いざ山頂へ!
休憩されていた方達は皆文三郎尾根へ、私は一人地蔵尾根へ。


地図上での等高線の狭さから覚悟はしていましたが、結構キツイ登りです。
高度も上がるので息も上がる(笑)
暫くすると景色が良くなってきた!


出てきましたねぇ〜、階段。
すれ違った恐る恐るの男性、「こちらは降る所じゃ無いですね。」
「そうですね。 笑」と私。


それでも眺めが良くなってきて気分も良くなります。


今度は長い階段。


以前歩いたね〜。


行者小屋があんなに小さくなってる。



ここが一番の核心になるのかな?



シャクナゲが可愛らしくて思わずパチリ!


途中に鎮座されておられます地蔵様。
ここまで無事来れました、ありがとうこざいますと手を合わせます。


何処が登山道かよく分からない道。



稜線に出ました〜。


ここから一先ず八ヶ岳展望荘を目指します。


八ヶ岳はお花ちゃんに会えるのが嬉しい〜。


赤岳展望荘着きました。


山頂最後の急登が待っています。
ここが地味にキツい!


その前にしっかり栄養と休養取ります。
今日はここを登れば後はゆっくり出来ます。
なんという余裕な山行でしょうか、こういうのんびりが良いよやっぱり、、、。








お花ちゃんを愛でながら赤岳頂上山荘へ到着。
ここからすぐに山頂です。


着きました〜。


山頂登頂です。


南アルプス


富士山


大好きな八ヶ岳の街


登って来た行者小屋の方。

編笠山からと硫黄岳の方から登り、県界尾根と真教寺尾根を下り、最後は絶対行者小屋を経由で地蔵尾根を登るぞと最後に赤岳登頂した時心に誓いました。
怪我や流行り病で苦しんだけれどやっと念願達成です。
これで東西南北、赤岳に登ることだけ夢見て始めた山登り、達成出来ました。
ここに登る事が出来るなんて、人が居るなんて知ってから、いつも麓の野辺山から羨ましく見ていました。
星かと思っていた小さな明かりが小屋と知り。
もうこれで山登りは後悔なしだな〜と最後にこんな絶景を見せてもらえて、本当に来て良かったと感無量でした。



食堂では絶景が見渡せます。


山頂で景色を見ながら食べるご飯が大好きな私には最高の場所。


この日、私が一番の宿泊者でしたので、個室が希望出来ますよと言われました。
この日は大勢の団体さんが来るので落ち着かないかもと言われ、、、。
うーん、、、もう来れないかもなので、個室をお願いしちゃいました。


まぁ! 案内されたのは、窓からの眺めも特等席だこと。(笑)


一度登った阿弥陀岳。
あの日はお天気も良くなかったからまた登りたいな〜。
ただ、明日は曇空で雨もパラつき、朝日も拝めなさそう、、、。


小屋の前からは360°の眺め。


中央アルプス


北アルプス
この時迄は今年も頑張って登りたいと眺めていました。
この日までは、、、。


食事の時間迄、外で皆さんと夕日が沈むのをずっと眺めていました。


雲も赤くなってきました。


富士山と月と吊るし雲と、、、。




夕陽に照らされて赤くて綺麗な富士山、初めて見ました。





雲の大群


ゆっくりと時間が流れていきます。


この日は一眼レフにキヤノンの200mmズーム白レンズ(これ名機です)を持った方がいらして。
私も持っていた素晴らしい写りのレンズです。
でも、重い、、、。
本当はこんな景色撮りに来たかったけれど、重すぎて持って登ることは出来なかった。(三脚必須だしね、、、)
山が趣味になってすっかり防湿庫の飾りになってしまって、カビたりしたら勿体ない、愛用してくださる方に譲ろうと思い切って全て手放してしまいました。
そんな昔の自分も思い出した。
カメラ持って歩いた八ヶ岳の麓。
そこから見える山に感動して色んな登山口を登山口と知らずに歩き回った。
何処を歩いても素晴らしく、最後はここに住もうかと本気で求人サイト迄見たよ。
今でも一番住みたいかも、、、。

ずっと夕焼けを見ながら色々な想いが頭を駆け巡りました。
ここに来るために頑張って登った山の数々。
危険な死ぬんじゃないかという思いも経験して。
怪我をして流行り病で後遺症からなかなか立ち直れなくて。
そこからまた一からの始まりで。
身体が戻らなくて辛かった日々。
でもそんな中で知り合えた人に励まされ、また影響されて頑張ろうかとここまでこれたこと。
足と体力には不安があるけどそれはもう受け入れた自分が居る。
そんな事を色々考えながら幸せになれたこの日でした。

そしてこの日、関東甲信地方は梅雨明けとなったのでした。







初めての出会いは2mの距離

2024-06-18 10:55:24 | 登山
毎年行きたい大好きなお山、能郷谷ルートで行く「能郷白山」。
体力試しのお山でもあります。


今年の休日はお天気が悪くて行くのは半ば諦めていましたが、ギリギリ翌日晴れ予報。
前日の夜に急の決行で行ってきました。

今までこちらのお山では鹿を見たことが無かったのですが、この日は目の前をピョンピョン駆けてく駆けてく。
「やばいな〜、、、。
 今日は出会いそうだな〜。
 熊鈴忘れたし〜。」

登山口から急登続きで熊さんの事はすっかり忘れて「前山」手前のなだらか道迄来た時、緩いカーブの先で「ガサガサ!」
カーブを曲がったすぐ真横の背の高い笹原の中に入って行く黒い物体が、、、。
思わず声が出てしまいましたが、熊だとすぐに認識できて慌てず騒がず、、、。
熊さんは後ろ向きで逃げていく感じ。
怖いオーラが無くて恐怖心は全然無かったです。

でもやっぱり怖かった〜。
なのでその後はザックの笛吹いたり、大声で歌ったり、、、。

この日の能郷谷ルートは結局下山最後迄人に会わず、、、。

今年は怪我の事もあり、いつもの様に登れるかの試しありでしたが、なんとか以前と変わらずの体力で帰って来れました。

しかし、、、急登が年々ザレて難易度が上がっているように思えます。
ロープも増えたような?
怖いけど、来年も行きたいな〜、、、。




頑丈な祠
この中に御朱印札も入っています。
御朱印集められている方は是非!
楽な「温見峠ルート」もあります。




今まではなかなかハードなこのお山ではゆっくり食事なんて出来なかったけど、やっと余裕出てきてこの日の為にカルディで購入した「瀬戸内レモン塩ラーメン」。
暑くて汗ダラダラだった身体にはレモンの酸味と塩味が美味しかったー。

この日は暑くなると見込んで水3リットル、ガス缶やら何やらで10Kg超えの重さ。
いつもハードなお山は7Kg前後のザックでしたが、頑張りました。

因みに帰りの温泉、「うすずみ温泉」は管理者決まらずで暫く休業だそうです




鈴鹿御在所 本谷コース

2022-05-22 11:30:47 | 登山
楽しみにしていた山行でしたが、コロナで2年、行けませんでした。
やっとの2年越しの回収山行となりました。
一人では、ちょっと行けないコースです。(迷いそう〜)
同じ2年越しの方がもうお一人。
お互い、「やっぱり来たね。笑」

やっとの山なのに、この日は雨、、、。
もう雨の岩稜は慣れっこですが、やっぱり晴れが良い、、、。



登山口です。
「一ノ谷新道」
実はここ、中道行った後、いつか一人でチャレンジしようかと山と高原地図を見てて思った場所。
ここが本谷コースだったんですねぇ〜。
(何気に調べたら、中道と一ノ谷新道の間が本谷コースらしいです。適当な私〜)



ペンキマークはありません。




巨大な岩ばかり。






ジョーズ岩だそうです。
雨でツルツル、難易度が上がります。




ロープウェイの真下を登って行きます。
雪山の時はここを見下ろしていたのね〜。




すみません、傾いてます。
公園迄上がって来ました。

その後国見岳から朝明渓谷の駐車場迄降りて行きます。




ナマズ岩ですって。
似てる。




国見岳。




有名なきのこ岩。




ひっそりと須磨山。




根ノ平峠。




新緑が素敵。




鈴鹿〜って感じ。

お花にはそんなに出会えず、、、。
でも、この日もイワカガミちゃんがあちこちで「頑張れ〜!」って応援してくれてました。(笑)

下山はつまらなさ過ぎて、ちょっと消化不良。
またお天気の良い日に来たいな〜、、、。
今年はもう終わりだけどね。(ヒルが怖い)

今回、この日ご一緒した方には、まだ登山始めて数ヶ月の方もいらして。
登っている時、後方から見てて大丈夫かな〜の方が数人いらしたのですが、やっぱり、、、。
オマケに後ろの方なので、殆ど休憩も無し。
最後の登りは何でも無い簡単な所も悪戦苦闘されていました。

私が山始めたばかりの頃、10ヶ月位で「八ヶ岳に登りたいんですけど、駄目ですか?」と師匠のガイドさんにお聞きしたら、速攻で「駄目!」「もっと奥三河の岩稜帯を歩いてから。」と言われました。

なのに、、、。
殆ど初心者でこのルートとは、、、と驚きました。
良く頑張られましたよね〜。
1番最後の方は登り終わったらすぐ出発で、少し休まれてからの方が良いですよ、とみんなで言っても「大丈夫です。」と。
息切れされてて気の毒だった、、、。

膝で登っている方も見えて、他の方から「あれでも良いの?」と聞かれ、私的には無しだと思うのですが、バランス崩したら足からじゃなく身体から落ちちゃうから大怪我しそうだと思うし、、、。
その方はグラグラしている枝にも膝で登って、それも根元が半分ヒビが入っている。
流石に真後ろに居た私は「駄目! 危ない! そこは止めた方が良いよ。」と止めたのですが(だって、枝が折れたらそのまま膝から落ちてアウト、私も巻き添え)、ここでも「大丈夫じゃない?」とのお声が他から、、、。
もう、私もどれが正解なの分からなくなったよ、、、。(涙)

厳しかったけど、当時の師匠の言葉は正しかったな〜と思います。
楽しく登るにはそれなりの技術を積んで登らなくちゃ、ただの苦行山行になってしまうもんね。

そして、そんなスパルタで育ったどMの、今回の私のこっそり課題はロープ等一切使わない事。(だって、ヘタレだけどクライマーだもん。笑)
頑張って一箇所危険なとこのみで、後は課題クリアーしました。

こういう外の岩場は、ジムと違って登山靴だし、ザックは背負っているしでやっぱり少し違います。
大勢なのでペースが狂って登りづらかったですが、良い体験になりました。
(でも、やっぱり少人数でサクサク行きたい、、、。)

一つ心残りは、このコース、前回の仲間達と登りたかったな〜。





竜ヶ岳

2022-04-28 16:55:25 | 登山
コロナの前からずーっと行きたかった竜ヶ岳へ行って来ました。
鈴鹿のお山で1番好きなのは、霊仙山です。
次が竜ヶ岳。

霊仙山じゃなくて、何故か竜ちゃんに行きたかったのです、、、。



「竜の雫」



前日迄雨だったけど、渡れて良かった〜。



今年初めてのイワカガミちゃん。
1番手にこの子が来るのはやっぱり何かあるわね〜。



数年前に登った時はドキドキ岩登りだったけど、今では普通に、、、。
少しは成長したのかな〜。



お花ちゃんは少ししか出会えませんでした。



この子達もお久しぶり、リンとしてて何故か好き。



展望台迄来ると景色も良き。



この子達はもう終わり、、、。



ここ鈴鹿にも雪が少し残っていました。


こんな所あったかな〜、、、。
あれから数年、荒れているかも、、、。



遠足尾根は工事中〜。
なんでも、迂回で景色が悪そう。
帰りは中道から降りようかとも思いましたが、地図見たら沢沿いを歩くことに、、、。
昨日迄の雨ではやっぱり増水が怖いので今回はピストンで帰ります。
増水の沢はリトル比良の縦走で懲りましたので、、、。(ずっとトラウマ)



今日は1番乗りか?



振り返って。


最後の急登。



山頂に付きました。
以前ここへ来た時、「今度は絶対にここでこの絶景を見ながらコーヒーを飲むんだ!」と誓いました。
で、念願のランチより時間が早いので、モーニングかな?



トマトチーズのリゾットも食べたよ。



帰りに見つけた子。
初めましてかしらね〜。



今回はピストンなので、帰りに滝を見に寄り道。



そこには巨大な岩と、、、。



澄んだ水が流れる滝と、、、。

だぁれも居ないのでずーっとまったりしていました。



そして、暇すぎて自撮り。
初めてiPhoneでタイマーで撮ってみた。
傾いてるんですけど。
そして、タイマーのカウントの出方がめっちゃ笑えた。

帰りにすれ違ったお孫さんかな?若いお二人と一緒の方。
少し色々鈴鹿の山の事なんか話して。
元気に降りて来た私のパワーを貰って山頂に行ってきますって。(笑)
こんな変なやつのパワーで良ければいつでもどんだけでもあげちゃうわ〜。











足と靴慣らし

2022-04-21 19:40:34 | 登山
前回のボルと前後しますが、時間があったのでお山の事。

ボルジムの前日はお天気がピーカン予報だったので、伊吹山へ行って来ました。
最近は休日はいつも雨で、、、。

今後、距離と標高上げてのお山へ行きたいので、その体力の確認とおNEWの靴慣らしの為に、、、。

靴は昨年からずーっと気になって欲しかった物を今月初めに購入しました。
けど、雨続きでなかなか試せなくて、、、。
購入したのはスエード。
やっぱり私は靴は革が好きです。
時間が掛かるけど、長く履いていると自分の足にピッタリと馴染んでくれます。
半年以上は掛かるかな〜。
一昨年購入したのも発売してからショップに出て、もうすぐに買いました。
理由は革だったから。
今では足にピッタリで足袋の様。

今のがあるから迷ったのですけどね。
でも、半年近くも恋い焦がれて、、、じゃ無いけど。(笑)
ホームマウンテンの帰り、思い立って都心のお店まで車を走らせてしまいました。

なんでも、今はコロナで殆ど工場も稼働出来ない状態で、製品がなかなか入って来ないそうです。
入荷も未定だそう。
イタリア製なのですけどね。
で、あるうちにと買ってしまいました。

もう、いつもウットリ見とれてしまうくらい、お気に入りです。
で、この子の慣らしの為にも、こういう時はいつもの伊吹山へ。

今の自分の体力も知りたくて、、、。

この時期の早朝はやはり健脚の方ばかり。。。
追い抜かれてばかりでした。
多分2時間で登って行かれているんだろうな〜。。。
ま、私は10Kg以上の歩荷訓練と新しい靴の慣らしなのでマイペースで、、、でもやっぱりきつかった〜。

山頂ではシチューとコーヒーでのんびりと、、、。
この時間が1番幸せ。
寝そべっている方も見えましたが、私は恥ずかしいので、テーブルにうつ伏せで少しの休息、、、。

遠くには乗鞍岳かな〜、、、薄っすらと見えていました。

ヤマップにて時間を確認したら、「速い」でした。
良かった〜、今後のお山もなんとか頑張れそう〜。
最近ではコースタイムより山頂でまったり食事タイムが好きですけど、、、。



お久しぶりの伊吹山


少しもや〜っとしています。


まだ雪の上を歩けるとは思ってもいませんでした。



雪と芝生の緑が良い感じ。



三角点。



お久しぶりです。



桜と伊吹山。
2合目辺りでは桜が散り始めていました。

天気予報は雨マークばかり、、、。
なんとか晴れないかな〜、、、。





雪山講習最終章

2022-03-14 14:47:00 | 登山
雪山講習の最後に行って来ました。

今回は少し長丁場の山を山頂迄目指します。

岐阜の揖斐の方にある貝月山です。

この日は暑かった〜!
ベースレイヤーのみに腕まくり。(そうなるだろうと、腕迄日焼け止めは塗っておきました。)
グローブもインナーのウールのみ。
それでも暑かった〜!

今回が最後という事で、ガイド先生のお話を一語一句聞き逃すまいと集中しました。
雪山はほんと、危険ですからね〜。



長い雪庇が続きます。
緊張するね〜。
こういう場面が私は一番核心でした。
アドバイス聞きながら登ります。



この日も快晴。



少しずつ休憩しながら登って行きます。
ゆっくりゆっくりなので疲れません。



まだまだ登ります。
見ても大変そうとか全然思わない、それよりもワクワクします。



歩いて来た道を振り返って。
こうして振り返って、「あ〜、歩いて来たんだな〜。」と見る景色が大好き!




そして山頂に到着〜。
嬉しさ満開の私。(笑)
雪山は普通の登山と違って、何故かワクワク感が半端無いです。
こんなポーズ取らないもんな〜。
童心に戻った様な感覚。
無雪期の山と全然違う気分です。



伊吹山と大好きな能郷白山も見えました。
あそこからこちらを見ていたんだな〜、、、なんて。
でも、能郷白山、知らない方が多かった、良いお山なのにな〜、、、。
能郷白山はまた行きたい!
勿論、能郷谷ルートからね!



帰り道もそこそこ登ります。


最後までルンルンで下山。
麓に帰って来ました。

また来年も行きたい!
そう思わせる良いお山でした。

雪山講習、これでもう終わりかと思うと感慨深い思いでした。

思えば山をまだ始めたばかりの頃、卓上での雪山講習に参加して。
高額な金額にびっくりと、でも興味もあって。
コロナのお陰で出遅れた開始になりましたが、その間にコツコツとセールなんかで道具も揃える事が出来て、この雪の多い時期で良かったのかも。

本当に、色々と教えて頂き、ありがとうございました。
もっと知らないことがいっぱいあると思いますが、少しずつ経験しながらね。

まだまだ行きたい雪山、沢山ありますが、来季かな。
大切な私の相棒達、ピッケルとアイゼンは錆取りと錆止めのお手入れもして。
「ありがとうね、また連れてってね。」

来季も沢山雪が積もると良いな〜。





ボディガードな雪山(クライミング?!)

2022-02-14 09:44:48 | 登山
雪山講習してきました。

今回は「氷と遊ぶ」です。
遊びでは無く、命がけでした。(笑)




ガチな装備。
まさか自分がこんな装備をする日が来るとは、夢にも思わなかったです。





御在所岳
眺めは最高!



遠いお山もハッキリと見えました。

今回は「遊ぶ」って事で、ゆるゆるだと思っていたのですが、何が何が。
ガチですよ。
ロープを使って下降。
ロープにスリングを巻いて自分を確保しながら降りて行きます。



降りていった先は、、、。
αルンゼと言う谷間。
ロープで下降している時、隣でアイスクライミングしている方達に出会いましたが、まさか自分達がそこでやるとは、、、。



分かりづらいですが、奥のツルツルの氷をピッケル2本使ってクライミングしていきます。



多分、夏は滝のような川ですよねぇ〜。
落ちたらお陀仏なので、待っている間は木にスリングで安全確保します。
これも勉強になるな〜。
夏山でも危険な所に落ちたら、まずは安全確保だな。

今回は余り雪山に慣れていない女性の方もいらして、、、。
下山の裏道で何度か急斜面で滑ってしまっていました。
一度、私の前を歩かれていて、止まれないほど滑ってしまわれて。
その前は、若いくてガッチリした爽やかな男性が歩いていましたが、気づいて振り向いてくれたと思ったら、前に立って両手を広げて、抱きかかえるようにして止めて下さいました。
結構スピードが出ていたので、彼くらいの人でないと多分一緒に滑って行ったかも、、、。
もう、映画のワンシーンの様でかっこよかった〜。
その前でそのシーンを見ていた人も「こんなことされたら惚れるわな〜。」
ほんと、映画「ボディガード」を思い出しましたよ。
私もされたい、、、。(笑)

このかっこ良い青年は、ガチ山屋を目指して色々と勉強出来る所を探しているそうです。
まだ始めたばかりの登山で、こんだけ反射神経が良いのだからきっと素敵な山屋さんになれるでしょうね。

でも、このシーンを見て、雪山で転倒は怖いなって思いました。
滑って行くスピードが早かった。
その先は川になっていたから、やっぱり転倒しない、滑落しないようにしなければね。

もうお一人、若い女性で始めたばかりの方。
こんなガチ過ぎる講習に果敢にチャレンジ。
下降してきた場所を今度は登るという時、余りの雪の多さと、急斜面に雪が崩れて登れない。
もう崩れすぎて、90度の垂直になってしまってどうにもならなくなっているのに、それでも頑張ってチャレンジしていました。
すぐ後ろの私は、数十メートル後ろのロープの中間支点で待機しているので、見ているだけ。
余りの奮闘に兎に角助けてあげなきゃと、待ってる様に言って傍まで行きました。
後ろから彼女のお尻を持ち上げるのですが、雪の高さがありすぎて届かない、、、。
彼女と入れ替わって、雪に蹴り込んで足場を作りながら「ここに足置いて登って来て」と先に登ったのですが、結局その後ろでズボズボになってしまってそこまで来れなくて、、、。
ガイド先生さんがみえて、抜け出ることが出来ました。
私はすぐに登って行ってしまったので、現場を見ることが出来ませんでしたが、見ておきたかったな〜。
駄目な時はどうするかっていう対処法がやっぱり知りたい。
雪山は奥が深いな〜と思いました。



月と伊勢湾の町並み。
伊勢湾が綺麗でした。



内藤小屋にて。
私達が登ったのは初心者向けのコース。
でも、ほんの少しの距離の体験でした。



やってみたくなりますね〜。

でも、感想は怖かった。
ロープで確保してもらっているのですが、そんな事すっかり忘れて。
滑って落ちて行ったらどうしようと、「怖い、怖い」を連発してました。
今までで、初めての怖さでした。
岩場でもこんなに怖いと思った事が無かった。

そして、、、。
とある事をやらかしてしまった。
ずっと、山行修行中教えられてた鉄則。
だめですね。
初心忘れるべからず。

今回ご一緒した女性の方達、私より怖かったと思います。
なのに、「またやりたい!」
「来週もあったら行く!」と仰っていました。
ズボズボになってしまわれた彼女は、「もっと技術磨いて出直して来ます!」って。
私もあのガッツ、見習わなきゃな〜と思うのでした。

今日の出来事も、良いこと悪いこと全て忘れずに教訓にしていきたいと思います。

楽しかった!


「ボディガード」のテーマ曲。

Whitney Houston - I Will Always Love You (Official 4K Video) 

ホイットニー・ヒューストンはデビューした当時から好きな歌手です。
当時デビューアルバムのCDを毎日聞いていました。
私のR&B好きの原点です。
綺麗な歌声♪


ミッション・インポッシブルな雪山

2022-02-05 13:29:00 | 登山
もう随分前になりますが、雪山へ念願の「ピッケルガシッ!」を学びに。
そして、もうやりたくてしょうがなかった「ラッセル」も。

勉強になりました。
特にラッセル。
交代で戦闘先頭に立ってのラッセル。

「スノーシューがあれば良かったですね〜。」の声に。
心の中で、「そんなもん、要らん、要らん。」

「女性は頑張らなくても良いですよー。」のガイド先生の声に、もっとガッシリ行けそな所を「あそこの木の所までにするね〜。」なんて他のメンバーにしおらしく。(笑)

「女性凄いですね〜。」にそう、女性3人は先頭ラッセル交代しても、息切れ一つしていませんでした。(笑)

久しぶりと言うか、もう弾けました!
笑いが出っぱなし。
誰一人いない、真っ白な白銀の世界。
行くてにあるのは動物たちの足跡だけ。
そこに延々と続くラッセルの道、なんと綺麗な事。




ま、ラッセルは一人じゃ無理だなと悟りもしましたけどね。(笑)

前回に引き続き、やる気満々の私。
急登のラッセルも教えてもらって、なんとかやってはみるんだけど、イマイチ変な動き。
ピッケルか、ストックで雪を掻いて、膝を蹴り入れて、そこへ足を蹴り入れる。

時間が無いので普通にジクザクに登って行ったのですが、もう少しやりたかったな〜と心での呟きが届いたのか、急登最後の方で。
「aspettareさん、ここから直登でラッセルやってみてはどうですか、aspettareさんなら行けますよ〜。」
やったー!!
「はーい!」

めっちゃハード!
そして要領が分からない。
でも、そのうちコツが掴めてきて、なんとか最後は形になっていました。
やらせてもらって良かったぁ〜。(もっとやりたかったけど、、、)




午後からは丘の様な急斜面でピッケルガシッ。
丘を登るのもラッセル。
講習、雪の多い今年にして良かった。
めっちゃ楽しい。(大変だけどね。)
ま、この為に秋から負荷かけて登り込んで来ましたから、、、。




丘まで上り詰めて振り返ると真っ白に輝く白山がドーン!と見えて感動〜。
所が、ザックデポして登って来たのでスマホを持っていなくて写真が撮れない、、、。
一人ションボリしていると、メンバーさん達が「トレース出来てるから取っておいで!」って。
でも、ガイド先生が熱心に講習中。
ピッケルガシッの練習で、下の方まで降りてきて。
その時、皆さんがゼスチャーと小声で「行けー!今だ!」
私、無言の相槌でダッシュで降りてスマホをポケットに仕舞い込んで、再び猛ダッシュで丘の頂上迄駆け上がる。
途中で講習している「ピッケルガシッ」をしながらまた登る。
もうねぇ、その姿、映画のアクションシーン並だったと思うわ〜。
ここ、一番全力で体力使ったもん。(笑)

結局アイゼンは使わず仕舞いでしたが、なかなか一人では体験出来ないラッセルを色々と体験出来て良かったです。
あ、ピッケルガシッもね!